汚れ役の北川景子さん、格闘家役の森田望智さん 私にとっては「ミッドナイトスワン」以来になる内田英治監督ですが、ウィキペディアを見てみましたらその間にも数本撮っているんですね。年1本ペースでオリジナルが多いですし、小説も書いているとあります。すごいですね。ナイトフラワー / 監督:内田英治ネタバレあらすじなにーい?!...
思春期特有の憂鬱、性的視線なき空間、そして男性性の排除と強調 今週公開の作品をと選んだ映画なんですが、なんとも気恥ずかしさが先にくる映画でした。その理由をここで書いてしまうのもなんですので最後にします(笑)。白の花実 / 監督:坂本悠花里ネタバレあらすじ杏菜、莉花、栞カトリック系の女子ボーディングスクールの...
あんなものは天の穴と言ってみたところで… 原作が吉行淳之介さんに、監督が荒井晴彦さん、どんな映画だろうと考えるまでもなく、キービジュアルの一枚でも見ればおおよそ想像がついてしまうという映画、なんでしょうか?[aal B00GY19N3O]星と月は天の穴 / 監督:荒井晴彦ネタバレあらすじ意外とあっさりしてい...
「完全犯罪、通報、知らんぷり」針と糸の華麗なるマジック これは面白いです!下のキービジュアルがよくありません(ゴメン…)が、それにとらわれずに見てみましょう(笑)。もともと6分ほどの短編(以下記事内にあります…)があり、それをコーエン兄弟の兄ジョエル・コーエン監督が見て長編で撮ることを勧めたという映画です。世界一不運なお針...
菅田将暉さん、窪田正孝さん、古川琴音さん、奥平大兼さんを見に行く(だけの)つもりなら… 黒沢清監督って多作な監督ですね。ついこの間「蛇の道」を見たばかりですし、「Chime」という映画も現在公開されているようです。その分なのかどうかはわかりませんが、どの映画も軽めですし、なかなか最後まで面白さが持続する映画がありません(ゴメン…)。...
ジョージ・クルーニーさんがハリウッドスターを演じるメタフィクション的なノア・バームバック監督の映画愛映画… 「ホワイト・ノイズ」「マリッジ・ストーリー」「ヤング・アダルト・ニューヨーク」「フランシス・ハ」「イカとクジラ」のノア・バームバック監督です。この監督はいつも面白い映画を撮りますしセンスがいいです。ジェイ・ケリー /...
男の願望、妄想、勘違い… 見るべき映画がないときは、わざわざ劇場に足を運ぶこともないだろうと思ってスルーした映画をDVDで…。ちひろさん / 監督:今泉力也有村架純という俳優…有村架純さんを有村架純さんとして知ったのは3年前にDVDで見た「花束みたいな恋をした」です。もちろんそれまでも名前は知ってはいたんですが意識...
パニックものでもホラーでもなく、フランス映画っぽい親子ものでした… 「人間が動物に変異する奇病が蔓延する世界」を描いた映画ということであれば、パニックものか、クリーチャーものか、ホラーか、まあそんなところだろうと思い、またもアメリカ化するフランス映画かとスルーしていたんですが、あまりにも見る映画がなくなっている洋画ですので思い切って見てみましたら…。...
あの穴蔵は CG ではなくシチリア島の地下にある岩塩鉱山の実写とのこと… この人たち、こんな穴蔵で、いがみ合ったり、慰め合ったり、褒め合ったり、けなしたり、それに歌ったり踊ったり、いったい何やってんでしょうね(笑)という「アクト・オブ・キリング」のジョシュア・オッペンハイマー監督の2024年の映画です。THE END(ジ・エンド)...
記憶が消える前に、罪を消せ。 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」「スポットライト 世紀のスクープ」のマイケル・キートンさん主演、監督、製作というクライムもの映画です。記憶を失っていく殺し屋という基本プロットが結構面白かったです。殺し屋のプロット / 監督:マイケル・キートンネタバレあらすじこの手...
レイモンドは神になり、ダニエルはカニバリズムの夢に溺れ、エミリーは神の国から追放される… つい半年前に「哀れなるものたち」を見たばかりのヨルゴス・ランティモス監督です。たまたま公開が重なったというわけではなく制作もわりと近接しているようです。その「哀れなるものたち」は幼稚でつまらない映画でしたが、こちらはきっちり映画になっています。でもよくわからないし、面...
アリ・アスター監督の映画は相変わらずしょうもない冷笑系(ゴメン…) まったく趣味ではないのにデビュー作から見続けているというアリ・アスター監督、相変わらずしょうもないですね(笑)。この映画、多分自分でも何やっているのかわからなくなっていますね。エディントンへようこそ / 監督:アリ・アスターネタバレあらすじネタバレ...
映画は俳優がつくる。田中裕子、佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優 俳優でもっている映画でした。田中裕子さん、佐藤健さん、鈴木亮平さん、松岡茉優さん、特に兄弟妹三人、それぞれの人物設定はステレオタイプであっても、映画のシーンとしてはとてもよいバランスでした。ひとよ / 白石和彌白石和彌監督の映画は、デビュー作(かな?)の「ロストパラダイス・イン・トーキョー」か...
深瀬昌久さんではなく浅野忠信さんになってしまう… 「レイブンズ Ravens」とはカラスのことです。1986年発刊の写真集『鴉』で知られる深瀬昌久さんという写真家を描いた映画です。知らない方ですので興味があることや浅野忠信さん主演ということもあるのですが、その実、この映画を見ようと思った一番の理由は瀧内公美さんはその後どうなっているのかなということです。...
差入屋を描きたいの? 事件を描きたいの?… えー? あれ、北村匠海さんかい!? やっぱり、この俳優さん、すごいわ。これだけでも見る価値があると思った映画です(笑)。監督は「東京リベンジャーズ」で助監督をされている古川豪さん、だから北村匠海さんをよく分かっているということなんでしょうか。初監督作品、脚本も古川豪監督のオリジナルということです。...
偏見差別よりもラブストーリー、エンディングはちょっと… 「ヒゲを生やした女性」と表現されていますが要は多毛症の女性ということで、クレマンティーヌ・デレさんというフランスに実在した方をモデルとした映画です。そのクレマンティーヌ・デレさんのウィキペディアをみますと写真なども残っていますし、ヒゲに誇りを持っていたという記述もあり、かなり力強く生きた方のよ...
センスと技術力は感じるが、またも物語は語れても物語を生み出せない日本映画の現状の一作か… 劇場公開時、見逃していますのでDVDです。監督、脚本は土井笑生さん、商業デビュー作とのことです。出演は倉悠貴さんと見上愛さん、どちらも初めて見ます。衝動 / 監督:土井笑生2020年の青春残酷物語2020年東京渋谷、名前を失っ...
福地桃子さんの存在感で最後までいけばいいのに… 竹馬靖具監督の前作「の方へ、流れる」には「シナリオがいい」「唐田えりかさんがいい」などとベタ褒めしていますし、さらにこの映画は原案が中川龍太郎さんとなっていますので期待値はかなり高いです。そこにきみはいて / 監督:竹馬靖具ネタバレあらすじ前半は「の方へ、流れる」のよ...
CODAの話ではなく、五十嵐大の半生記、あるいは青春放浪記みたいなもの… コーダ(CODA)という言葉を、またそれが Children of Deaf Adults の頭文字を取った言葉であり、両親、またはそのどちらかが聴覚障害者の子どものことだと知ったのは2022年のアカデミー賞作品賞を受賞した「コーダ あいのうた」です。ぼくが...
ヒューマンドラマを装ったセルフエクスキューズドラマ 「フル・モンティ」「シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~」のピーター・カッタネオ監督です。劇場公開作は多くありませんが、テレビドラマをたくさん撮っている監督です。確かに劇場公開作を見ても、ジャンルでいえばヒューマンコメディですのでテレビ向きではあります。ペンギン・レッスン /...