原作者はソニーでプレイステーションの開発を主導した人だった… 映画.comでは「「ザ・ディープ」「エベレスト」などでアイスランドを代表する監督として知られるバルタザール・コルマウクル」監督と紹介されています。いずれの映画も見ていませんし、知らない監督ですので余計に見たくなります。それに Kōki, さんが出演していることもそう思う要因のひとつにはなります。...
主演のエディ・ポンさんはあのブラックドッグを撮影終了後に貰い受けたらしい… 昨年2024年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で最優秀作品賞とパルムドッグ審査員賞を受賞しています。え? これで審査員賞って、パルムドッグのワンちゃんはどんなんやねん? というくらいワンちゃんがすごいです。それに、なんとジャ・ジャンクーさんが出演しています。...
所詮、愛もセックスも不可解で曖昧なもの… 今年2025年のベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞している映画が地味な宣伝のまま公開されています。三部作と位置づけられているらしく、他の「LOVE」「SEX」と合わせて「オスロ、3つの愛の風景」と括られたその一作「DREAMS」です。DREAMS / 監督:ダーグ・ヨハン・ハウゲルード...
NHKの大河ドラマでやればよかったかも… 2018年下半期直木賞受賞作の真藤順丈著『宝島』の映画化です。宝島 / 監督:大友啓史ネタバレあらすじ3時間10分の超大作です。そりゃ、あの原作をそのままやろうと思えばそうなっちゃいますわね。https://tocotoco60.com/takarajim...
ロレーナ・パディージャ監督の父親の残像と妄想… メキシコ映画です。中南米の映画が日本で公開されることが少なくなってきていますのでうれしいですね。それに主演が「ナチュラルウーマン」でオルランドを演じていたフランシスコ・レジェスさんです。マルティネス / 監督:ロレーナ・パディージャネタバレあらすじ監督はメキシコのロレ...
ウィリアム・ニコルソン監督自身の両親追憶映画 すごい映画ですし、面白いです。老年夫婦の離婚話ですが、その離婚話自体が類似の映画とは随分かけ離れていますし、台詞だけではなく頻繁に語られる詩などの言葉にいろいろ意味が込められているようです。とにかくいろんな見方ができる映画で、ウィリアム・ニコルソン監督(脚本も)は一体どこへ持っていこうとしているのか考えさせられてしまい...
男の願望、妄想、勘違い… 見るべき映画がないときは、わざわざ劇場に足を運ぶこともないだろうと思ってスルーした映画をDVDで…。ちひろさん / 監督:今泉力也有村架純という俳優…有村架純さんを有村架純さんとして知ったのは3年前にDVDで見た「花束みたいな恋をした」です。もちろんそれまでも名前は知ってはいたんですが意識...
私にとってロシアのジョーカーだった、とキリル・セレブレンニコフ監督は語る… ウクライナ出身の実在の人物エドワルド・リモノフを「インフル病みのペトロフ家」「チャイコフスキーの妻」のキリル・セレブレンニコフ監督が独自の視点で大胆に描いた映画、昨年2024年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されています。リモノフ / 監督:キ...
アンドレア・アーノルド監督の過去作が見たくなるマジックリアリズムの良作… 昨年2024年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたアンドレア・アーノルド監督の映画です。私は初めて見る監督ですが、現在64歳ですし、かなりキャリアのある方です。2004年には「Wasp」でアカデミー賞最優秀短編映画賞を受賞していますし、カンヌ国際映画祭では、2006年「...
あえてダメなところを書き連ねてみると… 昨年2024年のヴェネツィア国際映画祭でブラディ・コーベット監督が最優秀監督として銀獅子賞を受賞しています。現在36歳で監督としてはこの映画が長編三作目ですが、11歳から子役として映画界にいますのでキャリアは長いですね。ブルータリスト / 監督:ブラディ・コーベットあえてダメなところ...
戦争に行けば人は狂う、しかし社会は狂わなかった多くの人たちでつくられる… 塚本晋也監督「ほかげ」です。DVDで見るような映画ではありませんが見逃していますのでやむを得ません。それにしても約40年間、自主制作スタイルを貫いて20作(ウィキペディア)つくり続けてきているわけですから本当にすごいことです。ほかげ / 監督:塚本晋也...
真利子哲也監督「NINIFUNI」で感じた映画の強さはどこへ… 「ディストラクション・ベイビーズ」「宮本から君へ」の真利子哲也監督が全編ニューヨークロケで撮ったという映画、主演は西島俊秀さんと「薄氷の殺人」「鵞鳥湖の夜」のグイ・ルンメイさんです。Dear Stranger/ディア・ストレンジャー / 監督:真利子哲也ネタバ...
広瀬すずさんが高峰秀子さんや若尾文子さんになっていた… 広瀬すずさんが高峰秀子さんや若尾文子になっていた! それにカズオ・イシグロさんがミステリー作家みたいになっていた!というのがこの映画の感想です。遠い山なみの光 / 監督:石川慶イギリスパートはなくてもいいのでは…1952年の長崎から始まります。...
菅田将暉さん、窪田正孝さん、古川琴音さん、奥平大兼さんを見に行く(だけの)つもりなら… 黒沢清監督って多作な監督ですね。ついこの間「蛇の道」を見たばかりですし、「Chime」という映画も現在公開されているようです。その分なのかどうかはわかりませんが、どの映画も軽めですし、なかなか最後まで面白さが持続する映画がありません(ゴメン…)。...
え? 1977年、フランスではフーコーもサルトルもボーヴォワールもデリダもドゥルーズも性的同意年齢法に反対していた… フランスの作家であり映画監督でもあるヴァネッサ・スプリンゴラさんの2020年の著書『Le Consentement 同意』の映画化です。その著書は、自身が14歳のときから1年あまり、当時49歳(50歳?…)だった作家ガブリエル・マツネフと性...
パオロ・ソレンティーノ監督の I love Napoli … パオロ・ソレンティーノ監督、見ているのはもう10年前になる「グレート・ビューティー 追憶のローマ」だけです。そのレビューにはなんじゃこりゃみたいなことを書いていますが、見直したほうがいいかも知れません。この「パルテノペ ナポリの宝石」、良し悪し両面で目を見張るような映画でした(笑)。[t...
邦題とか、キービジュアルとか、字幕とか、もう少し考えたほうがいいよね、いい映画だけに… 昨年2024年のカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したインド映画です。チラシにもなっている上のキービジュアル、よくないですね。いい映画なのにかなり損をしています。私たちが光と想うすべて / 監督:パヤル・カパーリヤーキービジュアルといい...
驚きのエンディングゆえのパルムドール受賞か… 昨年2024年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作です。ショーン・ベイカー監督の映画は「タンジェリン(2015)」「フロリダ・プロジェクト真夏の魔法(2017)」「レッド・ロケット(2021)」と見てきていますが、確かに物語の運びがうまい監督です。アメリカ社会の下層で生きる人々をネタ(まさしくネタです…)にするこ...
神は冗談、カルトはギャング… 公式サイトや映画.com の「このミステリーがすごい!2002年版海外編で第1位を獲得したボストン・テランのベストセラー『神は銃弾』の映画化」との宣伝コピーにつられて、ではなく、むしろ「神は銃弾」のタイトルやカルト集団の話という方に興味をひかれて見た映画なんですが…。神は銃弾 / 監督:ニック・カサヴ...
超ファンタジーアイドル映画だったようです… 何となく台湾映画でも見てみるかと何も知らずに見たんですが、見終えてもどういう傾向の映画かわからず、今ググってみましたらスター俳優の映画だった? ようです。いわゆるアイドル映画です。違うのかな?鯨が消えた入り江 / 監督:エンジェル・テン超ファンタジーアイドル映画かな…テレ...