最新映画一覧

火口のふたり

2019.08.28

か行, か

R18+の大人のアニメかも?と思う男の妄想ファンタジー後半に入り、そろそろ結末やなあ、どうするんだろう? と思っていましたら、ん? 何だって? ジョーク? え!? マジ!みたいな思わぬ展開に、そういう話だったのねと、そもそもの男女ファンタジーに、60年代(70年代?)的四畳半ファンタジーが加わり、妙に納得できる映画でした。火口のふたり / 監督:荒井晴...

ドッグマン

2019.08.26

た行, と

「ゴモラ」のマッテオ・ガローネ監督、カンヌ主演男優賞、パルム・ドッグ賞なかなか掴みづらい映画でした。「ゴモラ」のマッテオ・ガローネ監督の最新作ですが、その後の「リアリティー」は劇場公開されず、「五日物語 3つの王国と3人の女」は毛色の違うファンタジーで、これを劇場公開するのなら「リアリティー」もしてよというような出来でしたので、ちょっとばかり期待の「ドッグマン」...

ロケットマン

2019.08.24

ら行, ろ

エルトン・ジョンがミュージカルになる! が、ドラマは凡庸。音楽ものはやっぱりドルビー・アトモスで見たほうがいいですね。特にこの映画は音楽以外に見るべきところがありませんので(ペコリ)。これ、批判というわけではありません。音楽が良くってそれで映画が持てば、それはそれでいいのだと思います。ロケットマン / 監督:デクスター・フレッチャーエルトン・ジョン...

鉄道運転士の花束

2019.08.22

た行, て

セルビアの鉄道運転士は死者のために花を育てるこの映画はどんな映画? と聞かれたら、全体的なトーンとしては「アンダーグラウンド」っぽく、物語のベースは「人情もの」で、主演のキャラクターの矜持の有り様が「健さん」的と、そんなふうに答えるのがいいかと思います。鉄道運転士の花束 / 監督:ミロシュ・ラドヴィッチいや、イリヤの鉄道運転士としての矜持の持ち方は健...

命みじかし、恋せよ乙女

2019.08.21

あ行, い

樹木希林さんの遺作であり、HANAMI の続編樹木希林さんを前面に出しての宣伝の効果でしょう、(私の)予想以上に入っていました。まさか日本ではあまり知られていないドーリス・デリエ監督の名前でということはないでしょう。命みじかし、恋せよ乙女 / 監督:ドーリス・デリエ「HANAMI」の完全なる続編でした。と、「HANAMI」を持ち出しても、おそらく多...

永遠に僕のもの

2019.08.18

あ行, え

アルモドバルプロデュースのクールな美少年犯罪ものを期待するが…1971年に実際に起きた大胆な犯罪、その犯人の特異性、そしてそれを描くにぴったりの魅力的な俳優、映画を面白くできる要素は揃っています。それに半世紀前に起きた事件ともなれば、如何様にも料理できるはず、なのにどうしちゃったんでしょう?永遠に僕のもの / 監督:ルイス・オルテガ映画としては中途半...

インターステラー

2019.08.15

あ行, い

(DVD)理論物理学にもとづく硬派なSFを志向したけれど、軸はやっぱり父娘もの?インターステラー(字幕版)発売日: 2015/03/25メディア: Prime Videoこの商品を含むブログ (8件) を見る こういう「終末、そして再生」みたいな物語はキリスト教世界にあっては永遠のテーマなんでしょう。過去、幾度も描かれてきた物語ではあり...

マイ・エンジェル

2019.08.13

ま行, ま

マリオン・コティヤールさんの熱演は認めますが、もういい加減…またもこれかい! ネグレクトを愛情視点で描いちゃダメでしょ! という映画です。それに、子どもを救うのが擬似父親ってのもどうなんですかね…、ひと昔前の価値観じゃないでしょうか。マイ・エンジェル / 監督:ヴァネッサ・フィロ物語に目新しさはありません。ネグレクトの母親マルレー...

北の果ての小さな村で

2019.08.12

か行, き

グリーンランド、人口80人の村の実在の人々が演じるドラマグリーンランドの物語です。といっても、そもそものグリーンランドの位置をイメージしようとしても、北欧の…アイスランドの…と、(私は)その程度の曖昧さで終わってしまいます。その意味では、こういう映画は、それを機にいろいろ調べたりすることを含めて、知らないことを知るいいきっかけになるかと思います。北の果て...

ピータールー マンチェスターの悲劇

2019.08.10

は行, ひ

マイク・リー監督の関心は歴史ものに移っている?マイク・リー監督、前作の「ターナー、光に愛を求めて」あたりから、興味の向く先が歴史ものに変わっちゃったんですかね。それに、そのターナーにしてもこのピータールーにしても、映画化するまでは知らなかったと語っているようです。ピータールー マンチェスターの悲劇 / 監督:マイク・リー私の見てきたリー監督の映画、「...

メモリーズ・オブ・サマー

2019.08.08

ま行, め

12歳のピョトレックくんには大人の世界は不可解なはずだが…この映画、見たときの体調が悪かったのか、ほとんど何も感じられず書かずに終わってしまうかと思っていたものを、記録程度にと書き始めましたら、やはりいいことは書けずに終わってしまいました。念の為。メモリーズ・オブ・サマー / 監督:アダム・グジンスキアダム・グジンスキ監督は1970年生まれのポーラン...

あなたの名前を呼べたなら

2019.08.07

あ行, あ

階級社会が色濃く残るインド、女性はどう生きる?「あなたの名前を呼べたなら」のタイトルに、メイドの女性と裕福な男性の物語とくれば、立場が違うがゆえの悲恋物語なんだろうと割と簡単に想像できてしまいますが、この映画、そうまんざら捨てたもんじゃないです。確かに、悲恋ではないにしてもそれに近いものだったのですが、意外にもベタなところもなく、どちらかと言いますと、よく知らな...

パラダイス・ネクスト

2019.08.06

は行, は

豊川悦司、妻夫木聡、ニッキー・シエがかわいそうフィルム・ノワール系が狙いなんでしょうが、これはかなり厳しい出来ですね。監督は、「雨にゆれる女」の半野喜弘さん、音楽家としてのキャリアは長く、ジャ・ジャンクー監督やホウ・シャオシェン監督の音楽を手掛けている方です。映画では前作の「雨にゆれる女」が長編デビュー作で、この「パラダイス・ネクスト」が二作目です。パラ...

世界の涯ての鼓動

2019.08.03

さ行, せ

ヴィム・ヴェンダース監督の最新作はラブサスペンスか?ヴィム・ヴェンダース監督、73歳、まだまだ精力的です。1,2年に1本の割合で撮っている印象です。前作の「アランフェスの麗しき日々」では言葉の洪水でついていくのが大変でしたが、この「世界の崖ての鼓動」は、しばらく前から流れていた予告編を見て、ん? ヴィム・ヴェンダース監督? と、何となくベタな恋愛ものの印象でちょ...

7月の物語

2019.07.31

英数字, 数字

勇者たちの休息ギヨーム・ブラック監督のセンスが光る「7月の物語」71分、「勇者たちの休息」38分、さらに「7月の物語」の方は、実質的には「日曜日の友だち」と「ハンネと革命記念日」の2本に分かれているという、劇場公開作としてはかなり変則的です。ただ、「7月の物語」を見れば、ギヨーム・ブラック監督の良さは十分に伝わりますし、他の作品も見たくなることは...

カニバ パリ人肉事件38年目の真実

2019.07.30

か行, か

映画というよりビデオアートと思って見たほうがいい「あまりに衝撃的な内容に各国の映画祭で途中退場者続出!」と煽っていますが、もしそれが本当だとすれば、それは映画がつまらないからでしょう。カニバ / 監督:ヴェレナ・パラヴェル、ルーシァン・キャステーヌ=テイラーつまらないというのも正しくないかもしれません。まず、この映画、たとえば、カニバリズムであると...

田園の守り人たち

2019.07.27

た行, て

絵画を見るようなフランス農村風景が美しい思っていた以上にいい映画でした。グザヴィエ・ボーヴォワ監督本人も語っているように、まったく戦場を描かない戦争映画という感じです。第一次世界大戦時のフランス、農業を営む一家の物語です。ふたりの息子と娘の夫、成人男性は皆戦場です。母と娘、そしてその一家に雇われた女、その三人の女性たちの物語です。田園の守り人たち / 監...

よこがお

2019.07.26

や行, よ

筒井真理子さんよりも市川実日子さんの「よこがお」が見えてしまう世界で認められた監督に対して失礼であることも、一観客からの余計なことであることも承知で言いますが、深田晃司監督は初心に帰るべきじゃないかと思います。よこがお / 監督:深田晃司丁寧に作られていることは認めますが、全く面白くありません。ネタが火サス的であることはまあいいとしても、...

マーウェン

2019.07.22

ま行, ま

モーションキャプチャによるフィギュア・アニメーションの世界これは事前にマーク・ホーガンキャンプさんのことをよく調べてから見たほうがよさそうです。マーウェン / 監督:ロバート・ゼメキスなぜかと言いますと、この映画の前段となるホーガンキャンプさんの身に起きた事件についてはほとんど描かれませんし、映画の内容もホーガンキャンプさんを描くことよりモーションキ...

存在のない子供たち

2019.07.21

さ行, そ

「僕を産んだ罪」で両親を訴える子どもの絶望ゼインという、実名と同じ役名の12,3歳の少年を演じているゼイン・アル=ラフィーアくん、下の画像の少年ですが、彼の演技があっての映画です。俳優ではなく、シリア難民で、現在は家族とともにノルウェイで暮らしているそうです。存在のない子供たち / 監督:ナディーン・ラバキーこの映画で描かれる貧困や児童婚はあってはな...