一度死んでみた

2020.06.04

あ行,

ボケとツッコミ連発、イマドキの軽やかな映画すでに映画館が再開されてから10日ほど経ちますが、いっこうに新作が公開されません。東京で再開されなければ新作は公開されないということです。そうしたことでもなければ見なかったであろう「一度死んでみた」を見てきました。一度死んでみた / 監督:浜崎慎治いろんな意味でおもしろかったです。よくできています。すきがあ...

今さら言えない小さな秘密

2019.10.22

あ行,

ラスト、マドレーヌのフラッシュバックにプチ感動ついつい頬も緩み、くすっと笑いがもれる映画です。「フランスの国民的作家にしてイラストレーター、漫画家でもあるジャン=ジャック・サンペのベストセラー『今さら言えない小さな秘密』」の映画化です。あまり詳しくはありませんが、『プチ・ニコラ』はよく知られていますし、映画化もされています。今さら言えない小さな秘密 / ...

イエスタデイ

2019.10.17

あ行,

ビートルズがいない世界なんて!?というビートルズ愛の映画ビートルズをこの上なく愛する人たちが作ったということがひしひしと伝わってくる映画です。ダニー・ボイル監督はもちろんでしょうが、おそらく脚本のリチャード・カーティスさんがその中心ではないかと思います。イエスタデイ / 監督:ダニー・ボイル事故にあい、目が覚めるとそこはビートルズのいない世界だったな...

命みじかし、恋せよ乙女

2019.08.21

あ行,

樹木希林さんの遺作であり、HANAMI の続編樹木希林さんを前面に出しての宣伝の効果でしょう、(私の)予想以上に入っていました。まさか日本ではあまり知られていないドーリス・デリエ監督の名前でということはないでしょう。命みじかし、恋せよ乙女 / 監督:ドーリス・デリエ「HANAMI」の完全なる続編でした。と、「HANAMI」を持ち出しても、おそらく多...

インターステラー

2019.08.15

あ行,

(DVD)理論物理学にもとづく硬派なSFを志向したけれど、軸はやっぱり父娘もの?インターステラー(字幕版)発売日: 2015/03/25メディア: Prime Videoこの商品を含むブログ (8件) を見る こういう「終末、そして再生」みたいな物語はキリスト教世界にあっては永遠のテーマなんでしょう。過去、幾度も描かれてきた物語ではあり...

怒り(DVD)

2019.05.17

あ行,

原作を損なうことなく、後半は結構いけるやっと DVD(Blu-ray)借りられました。原作を読み、映画に乞うご期待! ということになるのでしょうが、まあ例によって原作を読んで見た映画に満足などできるわけもなく、正直このキャスティングを見ても、もうこりゃダメでしょう(すみません)と思うわけです(笑)。などと、下の別ブログの記事に、やや冷笑気味に笑までつけて...

家へ帰ろう

2019.01.02

あ行,

叙情的になりやすい物語をストイックにまとめた監督の手腕に拍手大晦日に見ましたら、号泣でした(笑)。公式サイト / 監督:パブロ・ソラルス「観客賞総ナメの感動作!」の宣伝コピーも嘘ではないですし、感動作云々以上に映画作りのセンスがいいです。監督でもあるパブロ・ソラルスさんのシナリオがいいです。主演のミゲル・アンヘル・ソラの頑なさとそれがかすかに解きほぐ...

生きてるだけで、愛。

2018.11.14

あ行,

面倒くさい女度が足らないかも。不器用さも。原作が本谷有希子さんで、菅田将暉くんが出ていて、で、監督は? 「数々のCMやAKB48、Mr.ChildrenなどのMVなどを手がけ、カンヌ国際広告祭でグランプリなどを受賞した関根光才」(映画.com)と、3ポイントとなりましたので見に行きました(笑)。意味わかんねえ!だと思いますが、本谷さんは何冊か読んで面白かった(...

愛しのアイリーン

2018.09.16

あ行,

男性しか癒せない映画????田恵輔(吉田恵輔)監督の映画は、「ヒメアノ~ル」「犬猿」に続いて3本目です。「犬猿」が(ラストをのぞいて)面白かったので早速見に行ったのですが、こちらは、何だかいやーな感じのする映画でした。ある意味、そう感じさせることが狙いでもあるとは思うのですが、それをラストで昇華させてくれれば、それはそれでよかったのですが、そこまではいっていないと...

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち

2018.07.08

あ行,

笑いのポイントがまるでわからない、私が悪いのか、映画が悪いのか?上映前に流れる予告編も結構効力を発揮するもので、この映画、予告編を見て、これは面白そうと見に行ったものです。ただ、その期待はしっかり裏切られましたが…(笑)。公式サイト / 監督:シドニー・シビリア(日本の)公式サイトの「イタリアン・コメディの金字塔」のコピーはともかくとしても、この映画が...

いつも心はジャイアント

2017.09.12

あ行,

(記憶曖昧なネタバレ)スウェーデン産の不思議な母子ものファンタジーちょっと変わった印象のスウェーデン映画です。物語は、下の引用を読みますと、肉体的ハンディを跳ね返す感動ものや母子ものを思わせますが、確かにそういうところがあるにしても、そのドラマをファンタジーっぽく描いている映画です。リカルドが巨人になった自分を夢想するシーンの印象からというだけではなく、映画の...

五日物語 3つの王国と3人の女

2016.12.05

あ行,

何をやろうとしたのかよく分からない、始めてはみたものの手に余ったって感じ。ファンタジーものはあまり見ないのですが、「ゴモラ」のマッテオ・ガローネ監督の映画ということで…、と言いながら、実は「ゴモラ」の印象もあまりないのに、一体何が気になったのしょう?原作となっているのは、17世紀にイタリアのジャンバティスタ・バジーレという人が書いた「ペンタメローネ」という民話...

イレブン・ミニッツ/イエジー・スコリモフスキ監督

2016.09.07

あ行,

78歳とは思えない映画、いや巨匠と言われる78歳だから撮れたのでしょう。イエジー・スコリモフスキ監督、1938年生まれの78歳です。とても78歳の映画とは思えません。人間、年をとれば枯れるというわけではありませんので、年齢なんて関係ないといえばその通りなんですが、いきなりスマホ(っぽい)映像から始まったり、7,8組でしたか、無関係の人間たちの同時刻11分間の映...

生きうつしのプリマ/マルガレーテ・フォン・トロッタ監督

2016.07.27

あ行, , おすすめ映画

皮肉まじりの人間愛に満ちた大人の映画です。女の秘密の先には男の意外な結末が待っています(笑)。「ハンナ・アーレントの監督&主演の最新作」これがこの映画のキャッチになっているようです。それだけ「ハンナ・アーレント」が良かったということなのでしょう。確かに、その後、本やネットで「ハンナ・アーレント」の名を目にすることが多くなった印象です。正確に言いますと、今まで読み...

愛しき人生のつくりかた/ジャン=ポール・ルーヴ監督

2016.01.28

あ行,

いかにもフランス映画らしい、くすっと笑えて楽しく見られる映画です。この映画を悪く言うことは、もちろんそんなつもりもありませんが(笑)、とても困難です。心に残る映画ではありませんが、気持よく見られますし、クスッと笑える、とてもいい映画です。「フランスで100万人を動員したロングランヒット作!」だそうです。確かに、実際のフランスは旅行者としてしか知りませんが、映画...

イマジン/アンジェイ・ヤキモフスキ監督

2015.06.03

あ行,

最後まで我慢すれば楽しみが待っている!(笑)ラストシーンがお洒落!、しかも余韻は充分!イマジン [Blu-ray] 出版社/メーカー: ポニーキャニオン 発売日: 2016/04/02 メディア: Blu-ray この商品を含むブログを見るいいワー、このラストシーン!(ただし二度見に耐えられるかどうか不明なので未見の方は注意!)...

イロイロ ぬくもりの記憶/アンソニー・チェン監督

2015.01.10

あ行,

登場人物皆、タフでめげませんし、それに言い訳をしないことが見ていて気持ちいいですジャールー、テレサ、母、父、4人それぞれに人生があり、それぞれ頼りすぎず離れすぎず、それぞれがそれぞれで解決しようとしています。登場人物皆、タフでめげませんし、それに言い訳をしないことが見ていて気持ちいいです。フィリピン人メイドと雇い主一家のドラマ!映画『イロイロ...

イーダ/パヴェウ・パヴリコフスキ監督

2014.10.16

あ行,

モノクロのスタンダードサイズで撮られた映像は美しく印象的です。構図も特徴的です。イーダ Blu-ray発売日: 2015/05/01メディア: Blu-ray公式サイトのフォトギャラリーを見るだけでもその一端は感じられると思いますが、モノクロのスタン...

インサイド・ルーウィン・デイヴィス/コーエン兄弟

2014.06.05

あ行,

脇ネタですが、ジーン(キャリー・マリガン)はルーウィン(オスカー・アイザック)が好きに違いないここまであからさまにループする人生なんて考えただけでも怖くなります。テーマは違えどコーエン兄弟らしい映画です。コーエン兄弟最新作『インサイド・ルーウィン・デイヴィス名もなき男の歌』予告編シカゴでの売り込みも失敗し、ニューヨークに戻ったルーウィン(オスカー・アイザ...

インセント・ガーデン/パク・チャヌク監督

2013.06.26

あ行,

世代交代?ニコールとミア、共にオーストラリア出身ですから、何となくそんな気がしてパク・チャヌク監督、久しぶりの感じがしますが、ハリウッドで撮ってたんですね。https://www.youtube.com/embed/5_5gVDnZthgこの映像、冒頭の10分くらいがネットに流れていたんですが、いいんですかね? cinemacafe....