不惑のアダージョ/井上都紀監督

2012.01.13

は行,

異性への渇望を宗教をかてに抑えてきた女性が、ある時その欲望に勝てなく、ついに禁欲を破り、異性と交わって満たされ、ああやっぱり女に男は必要なのねってこと?昨年末、「大地を叩く女」とともに、井上監督とGRACEさんの舞台挨拶つきで見ました。舞台挨拶は、GRACEさんの出身が名古屋近辺ということで行われたらしく、観客の2/3ほどはGRACEさんの同級生やお...

フォーゴットン・ドリームス/日向朝子監督

2011.12.08

は行,

これ、いいんじゃないでしょうか!ゆったりと流れる力強い70分。とても丁寧に作ってありますし、画に迷いがなく、力があります。言葉ではなく、画が語ろうとしています。音の扱いも繊細です。昼と夜、行動時間が逆転している夫婦の物語、朝、男(川岡大次郎)が女(中村麻美)を送り出し、夜、女が男を送り出します。送り出した玄関先、ドア越しに、お互いに、それぞれが階段を降りて...

ブラック・スワン

2011.05.23

は行,

はバレエ映画ではない。「ナタリー・ポートマンは5%しか踊っていない」発言はネタです(笑)。その内容は多分事実でしょうが、論争自体が宣伝の一環だと思います。https://www.youtube.com/embed/pxchkvE2NFUどこからどう見てもナタリー・ポートマンが踊っているとは思えません。初っ端から、やたらアップの映像が多...

ブンミおじさんの森/アピチャッポン・ウィーラセタクン

2011.05.09

は行,

で疲れをとるzzz今年のベストスリーピーシネマ決定!(笑)https://www.youtube.com/embed/dsQJbCxXa0Mとは言っても、決してつまらないということではない。緊張感をもって観る映画ではなく、まあ多少眠ったからといって、映画自体が分からないということはない。いや、じっと目を凝らして見たからといって、分かっ...

ブルーバレンタイン/デレク・シアンフランス監督

2011.05.06

は行,

早くも今年のベスト登場!ブルーバレンタイン (字幕版)発売日: 2015/03/13メディア: Amazonビデオこの商品を含むブログ (2件) を見るまだ5月、1年の1/3しか経っていませんが、この映画を今年のベストにします。BLUE VALENTINE - Official HD Trailer日本語の予告編のナレーションがダサイのでオリジナルにしました(...

冬の小鳥

2010.11.03

は行,

冬の小鳥 [DVD]発売日: 2011/06/25メディア: DVD映画は決して言葉で語ってはいけない。過度な思い入れや説明を避け、そこにあるヒトやモノやコト、そしてそれらを包み込む空気をとらえれば、こんなにもすばらしい作品に仕上がる。映画『冬の小鳥』予告編奇をてらうところなど全くなく、あえて言えば、子供目線のカメラワークや意図的に父親の顔をはずしたカットを冒頭のシーンで多用している程度で、...

深津絵里、モントリオールで最優秀女優賞

2010.09.07

は行,

ネタバレレビュー・あらすじ・感想・評価第34回モントリオール映画祭で、李相日監督の「悪人」に主演した深津絵里が最優秀女優賞を受賞したようですね。http://mainichi.jp/enta/cinema/news/20100907dde001200027000c.htmlこの映画祭では、毎年のように、日本映画が何かの賞を取ってます。日本...

ブレスド BLESSED/あいち国際女性映画祭

2010.09.05

は行,

ネタバレレビュー・あらすじ・感想・評価9/8から始まるあいち国際女性映画祭で上映される「BLESSED」のマスコミ試写を観てきました。http://aiwff.com/modules/films/details.php?bid=52&cid=3名古屋周辺の方は是非観ていただきたいです。とてもいい映画です。日本初公開ですので...

子供の情景

2009.05.26

は行,

ブッダは恥辱は、タリバンの何?邦題とはいえ、これは「子供の情景」ではなく、「大人の情景を演じる子供」、いやいや「大人の情景を演じさせられる子供」ってとこですね、などと突っ込みも入れたくなり、その意味では、原題の「ブッダは恥辱のあまり崩れ落ちた」の方が違和感なく見られるのではないでしょうか...などと、かなり甘ったるい日本的価値観からすれば、と...

譜めくりの女

2008.05.14

は行,

譜めくりの女 デラックス版 [DVD] 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント 発売日: 2008/10/24 メディア: DVD クリック: 5回 この商品を含むブログ (19件) を見る監督が音楽家と聞いて納得の、実に音楽的な、単に音楽が有効に使われているというだけではない、間を大切にした、映画に一貫したリズムのある調和のとれた作品です。じわ...