俳優でもっている映画、石橋蓮司、淡路恵子、二階堂ふみがいいです。相変わらず演出は過剰。 見ようと思いリストアップしてあるDVD(Blu-ray)がなかなか消化できません。そのひとつ、タナダユキ監督の「四十九日のレシピ」です。この監督の作品は、「百万円と苦虫女」「ふがいない僕は空を見た」と、見た二本とも苦手な印象しか残っていないのですが、でもなぜか次の作品も見よう...
もうそろそろ神は在るかなどという不毛な問いには終止符を打ちましょうよ ネットに「おそロシア」という言葉がありますが、この映画、そのまんまですね。それにしても一体いつの時代?と言いたくなるような設定で、いくら地方とはいえ、ロシアには今でもこんな地域があるのでしょうか?もちろん程度の差こそあれ、似たようなことはどの国にだってあるとは思いますが、それにしてももう少しメ...
これはどうも少年と犬の話ではなく馬鹿な大人の話のようだ このところ何やかやと話題になるトルコですが、映画で言えば、最近では「雪の轍/ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督」を思い出します。ロケーションはカッパドキアでしたが、内容はトルコっぽさ(よく知りませんが)はあまり感じられず、どちらかと言いますとヨーロッパっぽい視点の映画でした。それに比べますとこの「シーヴァス」には土...
台詞の有り無しが特徴と言われないために、あるいは映像が美しい映画と言われないために 「草原の実験」って何? と不思議なタイトルですが、最後に「ああ、そういうことね」と分かります。原題が「Ispytanie」とローマ字表記になっているのは、ロシア語(キリル文字)は2バイト文字なのでラテン文字表記法という1バイト文字変換というものがあるようです。意味は TEST という...
監督自身の網膜に焼き付けられてきた残像や鼓膜に記憶されてきた残響を一本にまとめ上げたような映画 随分前に予告編を見て、これは絶対見なくっちゃと待ちに待った映画です! と言いながらも公開から一週間経っていますので、大きなことは言えません。あらら、1日1回の上映ですね。さほど入らないとふまれたのでしょうか、良い映画なだけに残念です。邦題を、原題の「A Girl Wa...
鬼の目にも涙では甘いのだ!スパルタ教育こそが天才を生むのだ! 見逃していた映画が、運良く二番館で上映されていました。音楽ものですし、「圧倒的」とか「ラスト何分の何とか」とかの言葉が踊っていますので期待は高まります。名門音楽大学に入学したニーマン(マイルズ・テラー)はフレッチャー(J・K・シモンズ)のバンドにスカウトされる。ここで成功すれば偉大な音楽家になるとい...
あまりにアメリカ映画過ぎてどうなの?とは思いますが、過剰さもなく、楽に見られて、ほど良いところなのかなあとは思います 世の中には二種類の映画があります。世の凡人に刺激を与えようとする映画か、落ち込んだ人を勇気づけようとする映画かです。ホントか?(笑)まあ、正直、これを見て勇気づけられる人がいるとも思えませんが、一応後者の範疇には入るのでしょう。離婚やら男女の別れや...
まるで写真展を見ているかのようにそれぞれのカットは素晴らしい。だが… んー、相当力が入っている感じはするのですが、何だか膜が張ったように遠い感じです。この映画が、あの「ペルシャ猫を誰も知らない 」の監督の作品だとは、にわかには信じられないくらいです。手法が全く違いますし、重厚というのか、大人すぎるというか、他の作品を見ていませんのでなんとも言えませんが、あるいはバ...
テーマは、ずばりキレる!登場人物皆キレまくり、飛行機は**、車は**、人は**、あげくの果てに新婚カップルは**! 人生スイッチ(字幕版)発売日: 2016/02/02メディア: Amazonビデオこの商品を含むブログを見る アルゼンチンで「入場者400万人超という驚異の動員を記録、第2位の『アナと雪の女王』に軽~く2倍以上の差をつけ、国...
特別強い女性を画いているわけでもないのに、女性たちの生きざまは凛として気高く美しい 今月初めからシネマテークで「ラテン!ラテン!ラテン!」という企画ものをやっており、見たい映画が何本かあったのですが、...
サンドラが「あの鳥のようになりたい」と空を見上げても、決して「鳥」を撮ることはなく、サンドラを撮り続けるということ [aal B017SNHGNA]ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ、この兄弟監督は、ここ10年くらいでいえば、私のなかで最も評価の高い監督(たち)です。https://www.youtube.com/watc...
日本でもこういう感覚の映画が撮れるんだというのが第一印象。フィルム・ノワール的という言葉が当てはまるんでしょうか なるほどね…。というのは、「龍三と七人の子分たち」を見て、北野武監督の映画と相性の悪い自分を感じ、初期作品を見てみようと思い立ってのことだからです。[aal B07419VTNT]日本でもこういう感覚の映画が撮れるんだという...
なぜ、今この本を映画にとは思いますが、安藤サクラの映画と思ってみればそれなりに楽しめます 白河夜船 [Blu-ray]発売日: 2017/02/22メディア: Blu-ray「ああ、(私の知っている)吉本ばななの世界だ…」と思いますし、あの時代(1990年頃)の空気感はよく出ていると思います。『星影のワルツ』などの若木信吾監督作で、井浦新と安藤サクラが共演!映画...
出演者がろうあ者で字幕なし、なんてことで売ろうとするのではなく、字幕をつけて映画そのもので勝負すべきでしょう ザ・トライブ(R15版)(字幕版) 発売日: 2016/12/02 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る2014年のカンヌ批評家週間でグランプリを受賞した全編手話で描かれている作品なんですが、何とも違和感の...
ベニチオ・デル・トロとマチュー・アマルリックが共演なんてすごいですね。その割には… ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して [DVD]発売日: 2015/06/10メディア: DVDベニチオ・デル・トロとマチュー・アマルリックが共演しているなんて、どんなにコイー映画かと思いましたら、何ともおだやかでまじめ(?)な映画でした。ベニチオ・デル・トロ×マチュー・アマルリ...
3Dで見せてよ、配給さん! [aal B07KRQ4Q63]たとえ催眠映画と分かっていても、つい見てしまうゴダール監督です。ゴダールというだけで映画になってしまう世代ということでしょうか。1/31(土)公開 『さらば、愛の言葉よ』 予告篇公式サイトにthe idea is simple/テーマはシンプルだa marri...
ケン・ローチ監督の映画は上品ですね。過剰なところがなく、おだやかで、それでいて強い意志が感じられます。 ジミー、野を駆ける伝説(字幕版)発売日: 2015/07/24メディア: Prime Videoケン・ローチ監督の映画は上品ですね。過剰なところがなく、おだやかで、ことさら主張するところはないのですが、しっかりと、その意図するところは伝わってきます。『ジミー、野を...
加瀬亮を生かした新しいホン・サンスか、ホン・サンスのスタイルで新しい加瀬亮か、であればよかったのですが… 自由が丘で(字幕版)加瀬亮Amazon相変わらずたばこと酒が主役のホン・サンス監督です。本人が好きなんでしょうか? どちらも間合いとネタを引っ張り出すツールなんでしょう。間合いにたばこはそのままですが、酒は本音トークに切り替えたり、ケンカのきっかけにしたり...
ジョージ・クルーニーがあっさり消えてしまったのにはびっくり。戻ってきた!と思ったら幻でした(笑)。 評判になっていたと記憶していましたので見てみましたが、こりゃDVDで見てもダメですね。内容は極めて単純で、ライアン・ストーン(サンドラ・ブロック)宇宙飛行士、というより科学者ですかね、彼女が宇宙空間で事故に遭い、ひとり決死の帰還をするというただそれだ...
それぞれ俳優がうまくはまっていましたし、子役もうまいですね。 野々宮良多(福山雅治)ひとり悪者の映画でした。それにしてもこういう映画はうまいですね、是枝監督。そして父になる Blu-rayスタンダード・エディション出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント発売日: 2014/04/23メディア: Blu-rayこの商品を含むブログを見るちょっとやり過ぎ...