さ行

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すべてうまくいきますように

2023.02.05

さ行,

ネタバレレビュー・あらすじ・感想・評価フランソワ・オゾン監督の最新作? と思いましたら、違いますね。これは2021年のカンヌのコンペティションに出品された映画で、オゾン監督はその後、2022年のベルリンのコンペティションに「Peter von Kant」を出品し、今年2023年1月にも「Mon crime(The Crime Is Mine)」がフランス...

スクロール

2023.02.03

さ行,

ネタバレレビュー・あらすじ・感想・評価出演が北村匠海、中川大志、松岡茉優、古川琴音とくれば、やはり見てみようと食指が動きます。監督は清水康彦さん、ウィキペディアのプロフィールには「映像ディレクター。映像監督。映像作家」と並んでいます。でも全部おんなじじゃないですかね(笑)。スクロール / 監督:清水康彦目立つ清水康彦監督の...

世界は僕らに気づかない

2023.01.15

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ネタバレレビュー・あらすじ・感想・評価「フタリノセカイ」の飯塚花笑監督、その映画を見たのはちょうど1年前です。正確な製作年がわかりませんのでなんとも言えませんが、1年でこの「世界は僕らに気づかない」ですか! すごいですね。世界は僕らに気づかない / 監督:飯塚花笑ガウと堀家一希に驚くフィリピン人の母と、父親を知らない...

そして僕は途方に暮れる

2023.01.13

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ネタバレレビュー・あらすじ・感想・評価「何者」「娼年」の三浦大輔監督です。私が見ているその二作は原作ものですが、この「そして僕は途方に暮れる」は三浦監督のオリジナルです。主演は藤ヶ谷太輔さん、Kis-My-Ft2の方とのこと、他に前田敦子さん、中尾明慶さん、原田美恵子さん、豊川悦司さんといったところです。そして僕は途方に暮れる ...

そばかす

2022.12.20

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三浦透子主演のポリコレ的ホームドラマ三浦透子さんのうまさが光り、前田敦子さんの異星人的存在感(笑)が光るポリコレ的ホームドラマです。監督は劇団「玉田企画」を主宰する玉田真也さん、脚本はアサダアツシさん、どちらも初めて見ます。そばかす / 監督:玉田真也三浦透子、そして前田敦子という俳優三浦透子関連出演作ドライブ...

シスター 夏のわかれ道

2022.11.26

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ラストシーンのアン・ランの迷いの長さが映画のテーマそのもの突然の両親の死でそれまで離れて暮らしていた幼い弟を引き取って育てるか、医師を目指す自らの将来のために養子に出すかの選択を迫られる20代の女性アン・ランを描いた中国映画です。内容はおおよそ想像はつきますが、宣伝コピーに「中国で2週連続興収入No.1」とありますので、アン・ランが最後にどういう...

ザ・メニュー

2022.11.24

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グルメエリート批判?奉仕する者とされる者?予告編を見れば、内容はわからないまでもおおよその傾向は想像がつきますので、まあパスやねと思っていたのに魔が差したように劇場の予約サイトをポチッとしてしまいました(笑)。ザ・メニュー / 監督:マーク・マイロッドブラック・コメディ?なぜこんな映画を作ろうとしたのかに一番興味があ...

ザリガニの鳴くところ

2022.11.22

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サバイバル×恋愛×リーガルドラマ、物語の背景が新鮮で面白い「ザリガニの鳴くところ」って、どういうことなんだろう? と、まずタイトルに惹かれます。アメリカのディーリア・オーエンズさんの同名タイトルの小説『Where the Crawdads Sing』が原作とのことで、日本では2020年に翻訳されて2021年の本屋大賞「翻訳小説部門」の第1位に選ばれていま...

スペンサー ダイアナの決意

2022.10.14

さ行, , 褒めてる映画

クリステン・スチュワートのダイアナが自由への物語を生み出す「クリステン・スチュワートがダイアナ元皇太子妃を演じ(映画.com)」の書き出しを見ただけでもう映画館のチケット予約サイトでポチッとしてしまいました(笑)。ダイアナに興味があるわけではありません。「クリステン・スチュワートがダイアナ?!」ってことです。スペンサー ...

千夜、一夜

2022.10.08

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つくられすぎた物語を田中裕子さんが救うある日ちょっと出掛けてくると言ったまま消えてしまった夫を待つ二人の妻の物語です。監督は久保田直さんというドキュメンタリーをたくさん手がけている監督さんです。ただ、この映画は2014年の「家路」に続く2本めの劇映画で、脚本家青木研次さんのオリジナルストーリーということです。千夜、一夜 / 監督...

サハラのカフェのマリカ

2022.10.02

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サハラ砂漠のカフェから見る移動しないロードムービーサハラ砂漠のど真ん中でカフェを営むマリカおばさんの日々を撮ったドキュメンタリーです。監督はアルジェリア生まれの現在36歳くらいのハッセン・フェルハーニさんです。この「サハラのカフェのマリカ」で2019年のロカルノ映画祭の最優秀新人監督賞を受賞しています。サハラのカフェのマリカ /...

サバカン SABAKAN

2022.08.31

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昭和ノスタルジーかつ友情物語の鉄板ものこの映画、見るか見ないかすれすれのところにあった映画ですので時々映画館の予約状況を見ていたのですが、割と早くから埋まり始めますのでなんだろう? 草なぎくんが出てるからかな? などと気になり、思わずプチッとした映画です。サバカン SABAKAN / 監督:金沢知樹昭和ノスタルジー友情物...

Zolaゾラ

2022.08.29

さ行, , 褒めてる映画

黒人差別、ジェンダー意識が見え隠れするセンスのいい映画ツイッターへの投稿から生まれた映画です。2015年に Aziah "Zola" King のアカウント名で投稿された148ツイートとローリングストーン誌の本人へのインタビュー記事がベースになっています。内容はストリップ・ポールダンサーが意に反して売春行為に巻き込まれる話ですが、コメディタッチで...

灼熱の魂

2022.08.23

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オイディプス変形のミステリー・エンターテインメントドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の2010年の映画「灼熱の魂」のデジタル・リマスター版です。ヴィルヌーヴ監督の映画は「プリズナーズ」「ブレードランナー2049」「DUNE/デューン 砂の惑星」と見ていますが、残念ながらこの「灼熱の魂」は見ておらず、これがいわゆる出世作となりハリウッド進出を果たしたことも知りません...

セイント・フランシス

2022.08.20

さ行,

「血」で始まり「血」で終わることの意味自由に生きるということは本当に難しい、特に女性にとっては社会的タブーが多すぎます。この映画のブリジットのように生きられればと誰もが思うことでしょう。でも、ブリジットの悩みは尽きない、という映画です。セイント・フランシス / 監督:アレックス・トンプソン脚本:ケリー・オサリヴァ...

ぜんぶ、ボクのせい

2022.08.16

さ行,

日本映画界の失われた30年松本優作監督、この「ぜんぶ、ボクのせい」が商業デビュー作とのこと、ちょうど30歳くらいの方です。「秋葉原無差別殺傷事件をモチーフにした『Noise ノイズ』(19年)が国内外の映画祭で話題を呼んだ」と紹介されています。んー、これではかなり厳しいと思いますが…。ぜんぶ、ボクのせい / 監督:松本優...

ストーリー・オブ・マイ・ワイフ

2022.08.14

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見どころはレア・セドゥのワンシーンのみか…2017年のベルリン映画祭で金熊賞を受賞した「心と体と」のイルディコー・エニェディ監督最新作です。昨年2021年のカンヌ映画祭のコンペティションに出品されています。受賞はありませんでした。主演はレア・セドゥさん、新境地(私が見ている映画では…)の役柄でこれまでとは違った魅力が爆発していました。[t...

戦争と女の顔

2022.07.16

さ行, , 褒めてる映画

戦闘は終わっても戦争は終わらないこの映画は、2015年にノーベル文学賞を受賞したスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチさんの代表作『戦争は女の顔をしていない』に着想を得て生まれたものとのことです。監督は、映画制作当時26、7歳(現在31、2歳)のカンテミール・バラーゴフ監督、戦闘は終わっても決して終わることのない戦争を描いています。2019年のカンヌ...

三姉妹

2022.06.21

さ行,

見どころは三人の俳優の演技、物語は短絡的三人三様という言葉があり、チェーホフにも「三人姉妹」という戯曲がありますが、この映画は「三姉妹」、性格や生活環境が異なる三姉妹が父親の誕生会に集い、心に閉ざしていた幼い頃の思いを爆発させることであらためて姉妹の絆を深めるという物語です。監督はイ・スンウォンさん、初めて見ます。三姉妹を演じるのは「愛の不時着」...

さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について

2022.06.14

さ行,

ファビアン、あるいは堕落について『飛ぶ教室』『エーミールと探偵たち』『点子ちゃんとアントン』など、子ども向けの原作がよく映画化されるエーリッヒ・ケストナーさんの大人向けの作品『ファビアン あるモラリストの物語』の映画化です。主演は「コーヒーをめぐる冒険」「ピエロがお前を嘲笑う」のトム・シリングさん、「さよなら、アドルフ」のザスキア・ローゼンダール...