何も15年に及ぶ父子の因縁ものにしなくても、ルークとロミーナの痛い恋愛ものにすればいいのに… 「ブルーバレンタイン」以来のライアン・ゴズリング&デレク・シアンフランス監督です。『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』予告編いやあ、中盤までは良かったんですが、後半は失速気味ですね。何も15年に及ぶ父子の因縁ものにしなくても、ルーク(ライアン・ゴズリング...
チャン・ツィイー、美しいし、かっこいいです! ウォン・カーウァイ監督じゃなければ、怒ってました(笑)。それにしても、チャン・ツィイー、美しいし、かっこいいです! チャン・ツィイーを見にいったと思えば、映画のひどさ(笑)をおいても、まあ納得できるでしょう。https://www.youtube.com/embed/FAvDD4mxBT8徹...
いろいろ語られることによって名作となっていくのかも知れません 面白い映画ですし、結構楽しめるのですが、カラックス監督、いよいよ映画監督としては最終章に入りつつあるのでしょうか…。https://www.youtube.com/watch?v=MBSNQjO3q2sいろいろ語られることによって名作となっていくのかも知れません。が、し...
極めてシンプル、すーと入ってくる映画です ベルトリッチ監督、なんだかすごい久しぶりの感じです。www.youtube.com極めてシンプル、すーと入ってくる映画です。口うるさい母親や学校に問題児扱いされているロレンツォは、単独行動を好む14歳の少年だ。あらゆる世間のしがらみから解き放たれたいと願う彼は、秘密の計画を実行に移す。学校のスキー合宿に参加すると母親に...
ロケーションもいい、テーマもいい、良いところはいっぱいあるのに、一向に映画的なものが生まれてこない こういった設定、イタリアやフランスの片田舎の青春ものは大好きなんですが、この「海と大陸」は何ともはっきりしない映画でした。何に焦点を絞って見ていいのか判然とせず、かと言ってさほど画力があるわけでもなく、それはひとえに編集のまずさから来ているのではないかと、私は思います...
圧倒的ではないのですが、なぜか不思議と引き込まれる絶妙なバランス感覚のようなもの セデック・バレ 第一部:太陽旗/第二部:虹の橋【通常版 2枚組】[DVD]出版社/メーカー: マクザム発売日: 2013/10/31メディア: DVDこの商品を含むブログ (8件) を見る台湾映画、ほんとレベル高いですわ。まあ、ホウ・シャオシェン監督もいますし、ウェイ・ダーション監督...
才能豊かゆえの自家中毒におちいっていなければいいのですが… 前作「君とボクの虹色の世界」では、ソフィア・コッポラとともに、あるいは対比も含め、「ガーリー」などという言葉で紹介されていたように記憶しているミランダ・ジュライ監督の最新作、5、6年越しということになるのでしょうか。多才な人で、作家、ミュージシャン、パフォーマーでもあり、なかなか映画に絞りきれない...
魅力は、描かれる人物が決して人に媚びないこと。そしてまた、映画的にも。 ジャック・オーディアール監督の魅力をひとことで言うと、描かれる人物が決して人に媚びないことではないかと思います。そしてまた、映画的にも。 『君と歩く世界』予告編 しかしながら、この邦題は明らかに媚びています(笑)。原題は、「De rouille et...
詩情豊かという言葉がありますが、この映画、全編「詩」そのものです 何となく気になっていたのは、ジャ・ジャンクー監督の作品のほとんどに出ているチャオ・タオが出ていることを知ったからなんですが、まあタイミングが合わなければ見なくてもいいかといった感じでした。が、何と! 見逃していたら後悔するところでした!https://www.youtube...
ウォシャウスキー兄弟は姉弟になったんですね 群像劇ってのは難しいですし、それがさらに違う時代にまたがっており、さらにそこからひとつの物語を紡ぎ出すなんて、よほどの天才でなくちゃ無理でしょう。19世紀から文明崩壊後までの異なる時代に舞台を置いた6つの物語をグランドホテル形式で描き、キャストは一人につき複数の人物を演じ、各エピソードにより主役が脇役を演じ脇役が主...
人間って弱気になれば同情もして欲しくなるものなのに… ミヒャエル・ハネケ監督、相変わらず素っ気ないです。え?そのシーン、そこで切る?みたいなことなんですが…。映画『愛、アムール』予告編ですから、「愛、アムール」なんて日本語タイトルから感じられるような甘さなど全くありません。老夫婦の介護と最期を描いているわけですから、どうしたって甘く楽しい話になりようがない...
映画の力を感じさせるとてもいい映画でした 家なき、親なき、天涯孤独の少年を撮っているんだなとややとりとめのない印象を持ちながら見ていたら、ラスト近く圧倒されました。「CUT」の印象もあまり良くなく、さらに、30年近く前の映画をなぜ今劇場公開?といぶかしみつつ、でもちょっと気になり、見てみてびっくり、本当に同じ監督!?というくらい良かったです。いわゆる孤児の少年アミル...
疲れた体、心?を癒すには良い映画でした 横道世之介 (スペシャル版) [Blu-ray] 出版社/メーカー: バンダイビジュアル 発売日: 2013/08/07 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (14件) を見る原作を読み、期待して見る映画に良かった試しはないというのが通説ですが、さて、この横道世之介はどうでしょう...
どことなくしらっとした、喪失感を感じさせる空虚な風景が印象的 初監督作品とのオドレイ・フーシェ監督、なぜ日本で撮ったのか気になり見てきました。多分、「孤独死」、フランス語に何と訳されているのか分かりませんが、この言葉に惹かれたのでしょう。https://www.youtube.com/watch?v=vt726KDZ8kUウィキによると...
長編デビュー作でこの映画が撮れますか!28歳にしてこれだけ多様な人間たちが描けますか! 愛について、ある土曜日の面会室 (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る長編デビュー作でこの映画が撮れますか! 2009年の作品ですから、当時28、9歳にしてこれだけ多様な人間たちが描...
芸術を知ったとき、この監獄は牢獄となったってマジですか? 不覚にも何度か気を失ってしまいました。あながち体調がよくなかった(花粉症)だけとも言い難いような気もするのですが(笑)…。https://www.youtube.com/embed/AtM59aG7UA8昨年のベルリン金熊ということもあり、また内容も刑務所の囚人たちがシェークスピ...
全く予想を裏切ることもなく安心して見ていられるというのは、これもまた映画のひとつの有り様 グランドホテル・スタイルの王道をいっています。さらにそれをシンプルに、それほど深く個々人にこだわらず、人物配置も極めて単純化されています。https://www.youtube.com/embed/nQuYj34YITg判事を引退したグレアム(トム...
男たちの優柔不断性と女たちの、何と言うべきでしょう? ホン・サンスって誰だっけ? と、にわかには思い出せませんでしたが、「女は男の未来だ」の監督だと分かり、これは見なくっちゃと、特集上映「ホン・サンス/恋愛についての4つの考察」から2本「ハハハ」と「よく知りもしないくせに」を見てきました。いやぁ、すごいですわ。徹底しています。というか、これがホン・サンス監督のスタ...
ヨーロッパ映画の自転車は、なぜこんなにも美しいのでしょう? 監督:クリスティアン・ペッツォルト(クリスティアン・ペツォールト)さほど強い印象は残らないかも知れません。ですが、間違いなく良い映画です。ベルリンの壁崩壊から四半世紀、単に東ドイツ時代の暗黒面だけを取り上げていない、こうした映画が生まれることに私は好感を持ちます。映画『東ベルリンから来た女』予告編そ...
3Dに現在、過去という時間軸を反映させ結果的に未来を感じさせる 新しい形の3D、3Dの可能性などと注目の映画です。https://www.youtube.com/embed/E2M63WCA5E4初めて見た3D「三銃士」では「書き割りだ!」と騒ぎ、「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち/ヴィム・ヴェンダース監督」では、美しい映像に...