最新映画一覧

LETO レト

2020.07.29

英数字, 英字, 褒めてる映画

80年代ソ連の切ない青春物語と皮肉を込めた反権力半月ほど前に見た「WAVES ウェイブス」に対しては「初めから終わりまでべったりくっついた音楽がうるさいですし、画のつくりがあざとすぎる」とやや(かなり?)批判的に書きましたが、この映画も同じようにほぼ全編音楽がついており、画の点でも下の画像のように基本はモノクロで時々カラーになったりアニメーションが入ったりとか...

リトル・ジョー

2020.07.26

ら行, り

寓話的ファンタジーなのだが寓話性が足りず「ルルドの泉で」のジェシカ・ハウスナー監督の最新作です。主演のエミリー・ビーチャムさんが昨年2019年のカンヌで女優賞を受賞しています。ハウスナー監督の映画は日本ではほぼ10年ぶりということになりますが、2014年に「Amour fou」という映画を撮っているようです。英題は「Mad Love」ですので狂った愛みたいなニュ...

グレース・オブ・ゴッド 告発の時

2020.07.25

か行, く

現在進行中の実話を描くフランソワ・オゾン監督公式サイトには現在でも裁判が進行中とあります。フランス、リヨンのカトリック教会の聖職者による児童への性的虐待事件を描いた映画です。実話に基づいているということで、エンドロールの前にその後の裁判の経過がスーパーで入っており、確か2020年の日付もあったように記憶していますがどういうことなんでしょう? この映画の製作年は2...

劇場

2020.07.21

か行, け

松岡茉優さんがうますぎて共依存恋愛が純愛にみえてしまうなんだか無茶苦茶イヤな映画でした。でもまあ、きっと原作者の又吉直樹さんも監督の行定勲さんもわかってやっているんだろうとは思います。劇場 / 監督:行定勲何がって?この物語が共依存恋愛を描いているという自覚と、それが演劇であれ映画であれ音楽であれ、世に出たいと願っている男とそれを支える女という...

ステップ

2020.07.19

さ行, す

子育て映画ではなく、家族主義的感動(させたい)映画だった山田孝之さんがシングルファーザー? ってことで見てきました。ステップ / 監督:飯塚健始まってしばらくは、少しふっくらした印象もあり、へぇー、こういう役もいけるんだと見ていたんですが、映画が進むにしたがって、でも待てよ、この俳優さん、風変わりな役柄でもバタバタしないし崩れないタイプだよなあとい...

バルーン 奇蹟の脱出飛行

2020.07.17

は行, は

東ドイツからの脱出劇、緊迫感のつくりがやや単調か冷戦時代の東ドイツから脱出する映画というのは結構あるのではという印象でしたが、思い返したりググったりしてみても意外にもこの映画のようにズバリ脱出の行為自体を主題にしたものはあまりないようです。最近の映画で思い出すのは「僕たちは希望という名の列車に乗った」ですが、確かに最後は高校生たちが集団で西ドイツに亡命はしますが...

グッド・ワイフ

2020.07.15

か行, く

1982年のメキシコのセレブ妻たちの映画を日本でやる意味ある?「グッド・ワイフ」でググりましたら、何だこりゃ? テレビドラマが無茶苦茶ヒットします。同タイトルのアメリカのテレビドラマあるんですね。それに日本版のリメイク版まであります。まったく知りませんでした。釣りタイトルだったようです(笑)。ただ、知らない私は釣られたわけではありません。これはメキシコ映画です...

WAVES ウェイブス

2020.07.12

英数字, 英字

映画が MV 化がする新しいスタイルの映画かもしれないと期待する気持ちもないわけではありませんが、個人的にはちょっとばかり入れないタイプの映画です。ですので、いいことは書けそうもありません。WAVES ウェイブス / 監督:トレイ・エドワード・シュルツいきなり批判的な言い回しになりますが、初めから終わりまでべったりくっついた音楽がうるさい(笑)です...

銃2020

2020.07.11

さ行, し

「銃」2018版のリベンジ版かと期待したのにコメディでした(笑)「銃」で失敗したのでリベンジ版の「銃2020」かと思いましたら、まったくもって同じ程度に映画になっていない映画でした。と言うよりも吉本興業の芸人救済映画なのかもしれません。銃2020 / 監督:武正晴それにしてもわずか2年の間に同じような企画の映画を作るくらいですから、よほど原作の『銃...

ホドロフスキーのサイコマジック

2020.07.09

は行, ほ

行動せよと促すサイコマジックはコロナ後の世界に必要なことかも…サイコセラピー(心理療法)と言いますと、映画でもそうしたシーンを見ることがありますが、治療を受ける患者が寝椅子に横たわり、セラピストからの問いかけに答えていくスタイルが思い浮かびます。この映画のなかでも言われていますが、その療法は言葉のやり取りだけでセラピストと患者が接触するということはないようです。...

一度も撃ってません

2020.07.07

あ行, い

小ネタは笑えるが映画としてはそれだけでは持たなく物足りないたまにはこういう映画もいいですし、くすくすと笑えはしますが、やっぱりこういう映画の場合は軸となる俳優がいないと持たないなあとも感じます。それに俳優たち自身が楽しむための映画でもあります。皆楽しそうにやっていました。一度も撃ってません / 監督:阪本順治この映画はこのコメントにつきますね。...

MOTHER マザー

2020.07.04

英数字, 英字

再び、全員ミスキャストに見えてしまう、それは監督の責任タイトルに書いた「再び、全員ミスキャストに見えてしまう、それは監督の責任」の「再び」は、大森立嗣監督の2017年の映画「光」との関連からの言葉です。やろうとしていることが映画として見えてこず、キャスティングに問題があるようにみえるということです。MOTHER マザー / 監督:大森立嗣この映画...

罪と女王

2020.07.01

た行, つ

禁断の愛的旧態依然の映画にしか見えないけどどう見ていいのか難しい映画ですね。アンネはなんて悪いやつって思うように作ってありますし、未成年者への性的虐待と聞いて思い浮かべる男女を逆転させてありますし、タイトルを「女王」という意味らしい 「Dronningen」にしていますし、そして、そもそもデンマークの映画ですし…。罪と女王 / 監督:メイ・エル・トーキー...

ワイルド・ローズ

2020.06.29

わん他, わ

ジェシー・バックリーがいい。成功でも挫折でもない決意の物語。監督は「リリーのすべて」や「英国王のスピーチ」のトム・フーパーさんかと思ったのですが、よーく見ましたらひと文字違いのトム・ハーパーさんでした(笑)。初めてです。映画は思いのほかよかったです。ワイルド・ローズ / 監督:トム・ハーパー基本は音楽ものですのでまずは音楽さえよければそれなりにい...

在りし日の歌

2020.06.25

あ行, あ

編集のまずさが映画を壊しているこの単調さで3時間超はちょっとばかりつらいですね。その上、編集が時間軸をあっちへ行ったりこっちへ行ったり(来たり?)と最後まで散漫です。これでは伝わるものも伝わりません。もし見ようと思われるのであれば、少なくとも公式サイトには目を通しておいたほうがいいと思います。  在りし日の歌 / 監督:ワン・シャオシュアイとにか...

ペイン・アンド・グローリー

2020.06.23

は行, へ

アルモドバル監督の自伝的フィクションの物語アルモドバル監督自身が、この映画は三部作の第三章にあたると語っているようです。ただしあくまでも「意図したことではない」とのただし書きつきです。意図せずケリがついちゃったということはとうとうアルモドバル監督も自分の映画を振り返る年齢になってしまったのかなあと思いましたら、いやいやまだまだ撮るぞと終わっていました。ペ...

コリーニ事件

2020.06.22

か行, こ

不都合な過去、負の記憶に目をつむってはいけないドイツ映画の法廷ドラマで「ドイツ史上最大の司法スキャンダル」とか「ドイツ国民誰もが知りたくなかった真実」という言葉で語られるとすれば、その真実が何かはおおよそ見当がつきます。コリーニ事件 / 監督:マルコ・クロイツパイントナーやはり予想通り、殺人事件の背後にはナチスによる戦争犯罪があったわけですが、ただ映...

ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語

2020.06.18

さ行, す

グレタ・ガーウィグ監督の自由な価値観があふれる四姉妹の台詞のアンサンブルがすごいです!グレタ・ガーウィグ監督(脚本も)の才能が爆発しています。それにキャスティングもすごいです。ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 / 監督:グレタ・ガーウィク始まってしばらくは混乱するかもしれません。なにせ四姉妹の2つの時代が同じキャスティングで入り乱れ...

ワンダーウォール 劇場版

2020.06.16

わん他, わ

青春の挫折は蜜の味上映館の映画紹介を見て、ああ予告で見た京大の吉田寮のやつねと適当な記憶だけで見に行ったんですが意外にも(ペコリ)集中して見られました。そもそも予告を見たというのも記憶違いかも知れませんし、NHKで放送されたドラマの再編集版ということも、ちゃんと書いてあるのに目に入ってこなかったらしく、ああそうだったのといういい加減さです(笑)。ワンダー...

その手に触れるまで

2020.06.14

さ行, そ, 褒めてる映画

ラストはどちらに取るにしても衝撃的。怖さだけが残らなければいいが…ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟監督、ほぼ3年に1本というペースが守られています。映画制作のプロセスが3年で出来上がっているんでしょうか、今回も2016年の「午後8時の訪問者」に続いての「その手に触れるまで Le jeune Ahmed(Young Ahmed)」です。この兄弟監督、初期...