人間って弱気になれば同情もして欲しくなるものなのに… ミヒャエル・ハネケ監督、相変わらず素っ気ないです。え?そのシーン、そこで切る?みたいなことなんですが…。映画『愛、アムール』予告編ですから、「愛、アムール」なんて日本語タイトルから感じられるような甘さなど全くありません。老夫婦の介護と最期を描いているわけですから、どうしたって甘く楽しい話になりようがない...
長編デビュー作でこの映画が撮れますか!28歳にしてこれだけ多様な人間たちが描けますか! 愛について、ある土曜日の面会室 (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る長編デビュー作でこの映画が撮れますか! 2009年の作品ですから、当時28、9歳にしてこれだけ多様な人間たちが描...
ポーランドの田舎町の風景が美しく、おしゃれなローカルさがたまらない 「菖蒲」って、映画のタイトルっぽくなくていいですね。アンジェイ・ワイダ監督ですし、ずっと気になっていたんで見てきました。アンジェイ・ワイダ監督作品 映画「菖蒲」予告編冒頭、女性(クリスティナ・ヤンダ)のモノローグから始まります。このシーン、結構長かったですね。ほとんど情報もなく見に行きまし...
二人の間にマグマのような熱さを想像しながら、なぜか視覚に入ってくるものはそれとは全く相反した冷めた感覚 [aal B00G5MD482]モノクロ映像、古くさい(と感じさせる)編集テクニック、チープ(にも見えるよう)なアナログ幻影映像、さらに全編余計なものをそぎ落とした構成、そういった様々の意図的な手法をどう理解すべきでしょう?http...
監督演じる明り屋さん夫婦の可愛さといったらないです! 監督自身があの明り屋さんなんですね。すごくホンワカかわいい感じのする俳優さんでした。今調べて、はじめて監督だったのだと知りました。https://www.youtube.com/embed/iumHVgb1Hesその明り屋さんもいいんですが、妻(多分、タアライカン・アバゾバ)がとても...
私たちはもう怒り方も失ってしまったんでしょうか… 「反日映画」だの何だのといろいろ言われているらしいです。どうなんでしょう? 見たところ、そこまで描けているようには思えませんし、「反日」云々以前に、映画として見応えがないです。https://www.youtube.com/embed/7Zkbn5mnYLYそもそもこういう映画って、つく...
完全にやられました!完璧です! [aal B002ZREP9I]すごい監督です、ギジェルモ・アリアガ監督!アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の評価の半分はギジェルモ・アリアガ監督に与えられるべきです。とあえて言うこともなく、すでにそうなっているのかも知れませんが、結局、「ビューティフル BIUTIFUL」がいまいちだったのは、脚...
ツリー・オブ・ライフを見て思う 見たのはひと月ほど前になりますが、ベロッキオ監督らしい、陰影のはっきりした、と言うより暗いシーンが多い映画でした。まあ、こういう映画は好きなんですけど…。イーダを演じたジョヴァンナ・メッツォジョルノさん、いいですね。って、ググってみたら、エエッ!「コレラの時代の愛」のフェルミーナ・ダーサでした! あまり記憶に残っていないんです...
のラストが分からない [aal B00JDE4EME]ラストシーンがよく分からないなあ。あの女性たちは何なんだろう? 彼女たちは何を目指しているんだろう? 夫はどうなったんだろう?https://www.youtube.com/embed/OQ8NC3cQd2kてな訳で、「ドッグヴィル」以降、やたら観客に負荷をかけ過ぎるラー...
ネタバレレビュー・あらすじ・感想・評価 最近は、ブログも随分歯抜け状態になってきた。こうやって、ついには書かなくなり、しばらくすると他のプロバイダーで始めたりするという(笑)…、全く持っての情けなさ。で、「永瀬正敏、2週間で12キロ減量して役づくり」。「酔いがさめたら、うちへ帰ろう(酔いがさめたら、うちに帰ろう - 沈黙する言葉(旧))」の...
悪人 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見るこの映画、私には全然ダメです。まず何をおいても、東宝(社会派?)エンタテイメントには理屈抜きで拒否反応が起きてしまいます(笑)。理由は、そうですね、まあ、一言で言うと、良い子ぶるみたいな、傍観者的正義感でバランスをとって、観客にすり寄ってくるみたいなところなんですが...
ネタバレレビュー・あらすじ・感想・評価 [aal B00DHF3HQE]掘り出し物です!フランチェスカ・コメンチーニ監督「愛と欲望 ミラノの霧の中で」、劇場未公開、DVDが発売されています。ただ、イタリア映画祭2007と2007年東京国際女性映画祭では、「私たちの家で」というタイトルで上映されているようです。ということは、今年の...