高慢と偏見とゾンビ

2016.10.01

か行,

原作の良さにつられてみた映画に良作はない、の定説でいけば原作本に大いに期待?高慢と偏見とゾンビ??タイトルを見たときには、B級ねらいのキワモノ(ちょっと使い方が違う?)か?と思ったのですが、何と同タイトルの原作小説があるということで、それも公式サイトによりますとベストセラー本らしく、原作も読んでみなくっちゃいけませんし、何はともかく、まずは映画ということになりま...

コップ・カー/ジョン・ワッツ監督

2016.06.08

か行,

アメリカ西部の風景ののんびり感と起きる事件の凶悪殺伐さのギャップが面白いケヴィン・ベーコンさん、ミスティック・リバー以来かもしれません。最近は監督業にも手を伸ばしているようで、この映画では、主役だけではなく、エグゼクティブ・プロデューサーとしてもクレジットされています。俳優としての役回りは、公式サイトにはコロラド州とありますが、どこまでも真っ直ぐな道路が走って...

孤独のススメ/ディーデリク・エビンゲ監督

2016.05.11

か行,

この邦題が意図的な釣りだとしたら、参りました! 意図なしのマジだとしたら、出直してらっしゃい!孤独のススメ!? 孤独なんて、まるでテーマと関係ないじゃん!まさか、人間皆孤独という、しょうもない意味で使っているわけでもないでしょうし、フレッドがテオを受け入れるのは孤独で寂しいからではないでしょう。ん? この邦題、釣りか?確かに、「孤独」好きの日本人(笑)には受...

殺されたミンジュ/キム・ギドク監督

2016.03.07

か行,

話が直接的すぎて「寓話」にならず。でもベースはキム・ギドク監督らしい映画です。キム・ギドク監督、久しぶりだなあと思いましたが、この映画は2014年の作品で、1年1本くらいの割合で撮っているんですね。知りませんでしたが、昨年も「ストップ STOP」という福島の原発事故を扱った映画を日本で撮ったようです。ただ、正直、「悲夢」あたりからちょっと飽きてしまっているのも事...

氷の花火 山口小夜子/松本貴子監督

2016.01.07

か行,

ある人物を撮る切り口はいろいろありますが、やや入門編的です。でも「山口小夜子」の歩く美しさには感動します。山口小夜子さん、そういえば亡くなられていましたね。多分ニュースでも報じられたんでしょうが、はっきりした記憶はありません。2007年ですから8年ですね。生前親交のあったという松本貴子監督が撮られたドキュメンタリーです。松本貴子監督のプロフィールにPFF入選とあ...

コードネーム U.N.C.L.E./ガイ・リッチー監督

2015.11.24

か行,

あのナポレオン・ソロがティモシー・エベレストとジョージ・クレバリーを身につけ帰ってきた!「0011ナポレオン・ソロ」懐かしいですね! あらためてググってみますと、TV版の原題も「The Man from U.N.C.L.E.」だったんですね。1966年から70年にかけて放送されていたそうです。「スパイ大作戦」とともによく見ていました。あの頃は西部劇からワンシチュ...

恋人たち/橋口亮輔監督

2015.11.20

か行,

世の不条理を描くことは映画の常道ではあるけれど、それと戦う意思なくして物語となり得るのか?映画を撮ることがとても苦しそうですね。厳しい言葉になりますが、撮りたいものがあるのではなく、撮るために無理やり何かを引きずり出そうとしているような感じがします。橋口亮輔監督、名前は見聞きしていますが、多分何も見ていないと思います。その上での言葉ですので、この映画を見て直感...

この国の空/荒井晴彦監督

2015.08.19

か行,

二階堂ふみは、どんな役を演じても、必ず自分をさらけ出していると思わせる…二階堂ふみはつくづく不思議な俳優だと思い知らされます。一般的な意味でいえば「女優」としてのアドバンテージなど何も持ち合わせていないように見えるのに、この2時間あまりの映画を完全に「二階堂ふみ」の映画にしています。 「私の男」とさほど違った演技をしているようにも見えません。荒井晴彦監...

ゴーン・ガール/デヴィッド・フィンチャー監督

2014.12.20

か行,

こんな言い方をすると怒られそうですが、正直つまらなかったんです(笑)。で、こんな見方はどうでしょう?ゴーン・ガール (吹替版)発売日: 2015/03/06メディア: Prime Video徹底的にアメリカのもつ馬鹿さ加減を映画にしていますね。デヴィッド・フィンチャー監督ってこういう映画を撮る人でしたっけ?映画『ゴーン・ガール』予告編スキャンダルに群がり人の...

荒野の千鳥足/テッド・コッチェフ監督

2014.11.18

か行,

ビール!ビール!ビール!よりもカンガルーの虐殺が気になるということは2014年に生きているということでしょうか荒野の千鳥足≪痛飲エディション≫ [Blu-ray]出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2017/07/05メディア: Blu-rayこの商品を含むブログを見るマーティン・スコセッシ監督が「すさまじいほどに不快な映画」と言ったとか言わないとか。うま...

コーヒーをめぐる冒険/ヤン・オーレ・ゲルスター監督

2014.04.04

か行,

なぜか一日コーヒーを飲み損ねる男の行く末が気になっていたのですが、意外にも、結構シリアスでしんみり…予告で見た、なぜか一日コーヒーを飲み損ねる男の行く末が気になっていたのですが、意外にも、結構シリアスでしんみりしてしまいました。『コーヒーをめぐる冒険』予告編冒頭のシーン、やや仰角気味でとらえたニコ(トム・シリング)と恋人(?)のシルエット映像、構図もいいですし...

孤独な天使たち/ベルナルド・ベルトリッチ監督

2013.05.25

か行,

極めてシンプル、すーと入ってくる映画ですベルトリッチ監督、なんだかすごい久しぶりの感じです。www.youtube.com極めてシンプル、すーと入ってくる映画です。口うるさい母親や学校に問題児扱いされているロレンツォは、単独行動を好む14歳の少年だ。あらゆる世間のしがらみから解き放たれたいと願う彼は、秘密の計画を実行に移す。学校のスキー合宿に参加すると母親に...

恋の罪/園子温監督

2011.12.20

か行,

は、自分自身が「言葉なんかおぼえるんじゃなかった」と苦悩しているのでしょうか?上映終了が明日にせまった昨日、やっと見てきました。月曜日の午後、それも公開後ひと月くらい経っているんじゃないかと思いますが、それでも結構入っていましたね。https://www.youtube.com/embed/jIH34pJLyL8何と書いていいので...

コンテイジョン/スティーヴン・ソダーバーグ監督

2011.11.11

か行,

風邪ひきさん注意!治してから行きましょう。コンテイジョン (字幕版)発売日: 2013/11/26メディア: Prime Video明日から公開の「コンテイジョン」を試写で見てきました。テンポがよく、緊張感があふれ、最後まで集中してみられました。オールスターキャスト...

ゴーストライター/ロマン・ポランスキー監督

2011.10.19

か行,

静かなるサスペンスかな?でも直ぐに忘れてしまいそう…。静かなるサスペンスって印象ですね。特にドキドキするわけでもなく、どうなっていくんだろうと強く興味をそそられるわけでもなく、それでも最後までそれなりに集中してついて行けます。映像のトーンもらしい感じでよかったですし、まあ当たり前ですが、うまいってことでしょう。でも、これ、ひと月もしたらきっと忘れてしまいます(笑)...

この愛のために撃て/フレッド・カヴァイエ監督

2011.08.26

か行,

でフランスのジェンダー・エンパワーメント指数の高さに驚く!https://www.youtube.com/embed/pvT2W1NBfagこの手のフランス映画は、「96時間」もそうですが、ハリウッドの上をいっていますね。莫大な出演料のかかるハリウッドスターがいなくても、お金をふんだんに使ったカーチェイスがなくても、緊迫感や爽快感では...

告白

2010.06.04

か行,

告白発売日: 2013/11/26メディア: Prime Video試写で観ておいて何ですが、その上、こういったエンタメ系の映画にどうこう言っても、大人はそんなことでムキにならないの、なんて窘められそうですが、それでも一応言っときます(笑)。こんな映画、つくっちゃいけません(ペコリ)!だいたい、大人が子供をネタに金儲けをしちゃいけません。14歳でしたっけ? 松たか子(映画なのに実名出されても困る...

コッポラの胡蝶の夢/DVD

2010.02.04

か行,

ネタバレレビュー・あらすじ・感想・評価こんないい映画を見逃していたなんて…残念。コッポラらしい、そして実に映画らしい映画でした!内容は、過ぎ去った自らの人生を悔やみ、失意の中にある老年の言語学者ドミニクが、ある日、雷に打たれ、全知とも言える頭脳と若さを得て復活し、言語の起源をたどる研究を続けるというものですが、その過程に、昔愛した女性...

今夜、列車は走る

2008.06.05

か行,

今夜、列車は走る [DVD] 出版社/メーカー: Action Inc./アップリンク 発売日: 2008/12/05 メディア: DVD この商品を含むブログ (5件) を見るなんだろう? 何かが足りない、そう感じさせる映画だった。ニコラス・トゥオッツォ監督は、70年生まれというから38歳、初の長編(クレジットは2004年制作)とのことだが、かなり丁寧に、し...