原題の「Ce n’est qu’un au revoir」は「Auld Lang Syne(蛍の光)」のフランス語訳
ギヨーム・ブラック監督の新作をやってるんだとあわてて観に行きましたら、なるほどねという映画でした。

また会えるよね
なるほどねというのは、新作と言ってもギヨーム・ブラック監督がこの映画をつくろうと意欲をもって撮った映画というわけではなさそうで、日本の公式サイトにある本人のコメントによれば、
この映画で彼女たちを撮ることを私が選んだのではなく、彼女たちが私を選んだのです。彼女たちの方からやって来て、この場所で、みんなで一緒に生きた証を残しておきたいと言われたのです。
(http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000996)
だそうです。
彼女たちというのはフランス南東部ドローム県のディーの高校生たち(正確にはリセ Lycée)で、その彼女たちが卒業する最後の何ヶ月間(多分…)の日々を撮った映画です。
シテ・スコール・デュ・ディオワ(Cité Scolaire du Diois)という教育施設らしく、日本で言うところの中学と高校が一体となっており、寄宿舎もありますので映画は寄宿生活をしてきた学生たちを撮っているのだと思います。であれば、そりゃ別れはさみしいでしょう。上に引用した画像の二人がギヨーム・ブラック監督に撮ってほしいと言ってきたのかも知れませんね。
ところで、原題の「Ce n’est qu’un au revoir」は「Auld Lang Syne(蛍の光)」のフランス語訳とのことで、映画はその曲想ほど情緒的な内容ではありません。初めてギヨーム・ブラック監督の映画を観る方はやめたほうがいいと思います(ゴメン…)。配信や DVD で観られる映画をお勧めします。
リンダとイリナ
「リンダとイリナ」との併映となっており、こちらはすでに観たことのある映画でした。
こちらも同じようなつくりの映画で、二人の女子高校生のうちのひとりが転校していくというその二人(実は三人…)の数日間(多分…)を「また会えるよね」と同じようなつくりで撮っています。
逆ですね、こちらが2023年の映画で、「また会えるよね」は2024年です。
上の記事内には今回の特集上映で上映されている他の映画も紹介していますのでよろしければどうぞ。
「宝島」も観ているのですが、書き終わらず下書きのまま眠っています(笑)。
ギヨーム・ブラック監督、もうドラマ映画は撮らないかも知れませんね。