記事一覧

オーバー・ザ・ブルースカイ/フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン監督

2014.04.09

あ行,

初めて二人がデュエットするシーン、エリーゼの透明感のある歌声に一気に引き込まれますオーバー・ザ・ブルースカイ [DVD]出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2015/03/06メディア: DVDこの商品を含むブログを見る見始めてしばらくは、子供の難病を扱った感動ものかなとか、ディディエとエリーゼ以外には出てこず、薄っぺらい恋愛ものかななど...

コーヒーをめぐる冒険/ヤン・オーレ・ゲルスター監督

2014.04.04

か行,

なぜか一日コーヒーを飲み損ねる男の行く末が気になっていたのですが、意外にも、結構シリアスでしんみり…予告で見た、なぜか一日コーヒーを飲み損ねる男の行く末が気になっていたのですが、意外にも、結構シリアスでしんみりしてしまいました。『コーヒーをめぐる冒険』予告編冒頭のシーン、やや仰角気味でとらえたニコ(トム・シリング)と恋人(?)のシルエット映像、構図もいいですし...

ほとりの朔子/深田晃司監督

2014.04.04

は行,

ホン・サンスが韓国のロメールなら、深田晃司は日本のロメールというところでしょうかほとりの朔子 [Blu-ray] 出版社/メーカー: キングレコード 発売日: 2015/02/03 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (1件) を見るホン・サンスが韓国のロメールなら、深田晃司は日本のロメールというところでしょうか。そ...

鉄くず拾いの物語/ダニス・タノヴィッチ監督

2014.03.19

た行,

この映画は多くの人に見てほしい!ナジフとセナダの仲良し会話が印象的で、とても和みますこの映画は是非とも多くの人に観て欲しいです。個人的には、今、最も映画の可能性を感じる手法、当事者自身が自ら経験した事実を演じるという、ドキュメンタリーでもない、ドラマでもない映画です。『鉄くず拾いの物語』予告編ロマ族のナジフ(ナジフ・ムジチ)とセナダ(セナダ・アリマノヴィッチ...

ブエノスアイレス恋愛事情/グスタボ・タレット監督

2014.03.15

は行,

ポストインターネット時代ではあるけれど、ブエノスアイレスの引きこもりはやっぱりラテン系?冒頭、ブエノスアイレスの街を静止画的にとらえたカットが何枚も切り替えられて始まるのですが、最初の数枚は、ン?日本?と勘違いするくらいの風景、風景といっても、そうですね、今私は10階にいるのですが、ここから見る街の建物風景とさほど変わらない感じです。さらに街カッ...

それでも夜は明ける/スティーヴ・マックイーン監督

2014.03.15

さ行,

200年も続いたアメリカの奴隷制度が単に暴力による恐怖で成立していたとは思えない正直、たとえアカデミー賞であっても、この映画が「作品賞」というのは、ちょっとばかり首をひねらざるをえません。ましてや、「脚色賞」というのは?? 「脚本賞」じゃないというのがまだ救いでしょうか…。https://www.youtube.com/embed/OKlE31...

ダラス・バイヤーズクラブ/ジャン=マルク・ヴァレ監督

2014.03.06

た行,

トランスジェンダーのレイヨンを演じたジャレット・レト、こんなにきれいになるの!?マシュー・マコノヒー主演男優賞、ジャレッド・レト助演男優賞受賞のニュースを聞いて、こりゃいかん、早く行かねば(混むかも)と思い見てきました。予告編を見て、見ておこうかなと興味を持っただけで、もともとどの程度評判だったのか分かりませんが、やっぱりアカデミー賞の影響はあったようで、やや入り...

さよなら、アドルフ/ケイト・ショートランド監督

2014.02.28

さ行,

出来としてはかなり物足りなく、どちらかといいますとイライラさせられるタイプの映画でしたナチスによるユダヤ人迫害を扱った映画は数え切れないほどありますが、この映画は、逆に、ナチスの将校を父親に持った子供たちの苦難を描いています。https://www.youtube.com/embed/8U3tT4lzglQ監督がオーストラリアのケイト...

光にふれる/チャン・ロンジー監督

2014.02.27

は行,

安易に同情を誘おうとしない、抑制されたつくりに思わず涙が流れます久しぶりに、心が洗われるような涙を流しました。映画『光にふれる』予告編感動ものはあまり好みではありませんが、安易に同情を誘おうとしない、抑制されたつくりに思わず涙が流れます。実話に基づくとありますが、ユィシアンがホアン・ユィシアン本人だと今知りました。視覚障害の演技がすごいなあと見ていたのですが、...

希望の国/園子温監督

2014.02.22

か行,

夏八木勲さんの存在感は、全体を通してみれば異質に感じられるほど際だっており、その意味では園子温ワールドではなく…この監督は、単純化した人物を図式的に配置して物語を構成することが多いのですが、この作品の夏八木勲さんだけは違っていました。そのリアルな存在感は、全体を通してみれば異質に感じられるほど際だっており、その意味では、映画が、いわゆる園子温...

私は猫ストーカー/鈴木卓爾監督

2014.02.22

わん他,

ゆる〜い感じが心地よい映画でした。公開当時(2009年)結構評価高かったような印象があり、「楽隊のうさぎ」も良かったので、DVD借りてみました。www.movieimpressions.com楽隊のうさぎ [DVD] アーティスト: 川崎航星 出版社/メーカー: アルバトロス 発売日: 2014/08/02 メディア: DVD こ...

エヴァの告白/ジェームズ・グレイ監督

2014.02.19

あ行,

マリオン・コティヤールよりホアキン・フェニックスが良かったです原題は、「The Immigrant」ですから移民とか入国審査という意味ですね。「エヴァの告白」のタイトルを頭に置いて見ていますと、映画を見間違えるかも知れません。エヴァ(マリオン・コティヤール)の話というより、エヴァとブルーノ(ホアキン・フェニックス)のラブストーリー、いやむしろブルーノの純...

パリ、ただよう花/ロウ・イエ監督

2014.02.19

は行,

面と向かって、お前がつきあっていたあばずれ中国女か、と言われ、顔色ひとつ変えないこととは…いきなり、パリの街角で、つきあっていた男にすがる中国人女性。それを得意の手持ちカメラで追いかけるわけですから、何とも微妙な感じで始まります。さらに、女は傷心の面持ちで街でさまよううち、たまたま出会った男にナンパされ、食事を共にした後、路地でレイプされ、それでも自分の部屋に連れ...

ビフォア・ミッドナイト/リチャード・リンクレイター監督

2014.02.14

は行,

もうすっかりジュリー・デルピーの映画のような気がする1995年「ビフォア・サンライズ」、2004年「ビフォア・サンセット」、そして2013年「ビフォア・ミッドナイト」、ちょうど9年ごとになりますね。映画『ビフォア・ミッドナイト』予告編これだけ続編を計算ずくでやりますと、普通失敗するものですが、リチャード・リンクレイター監督もジュリー・デルピーもイーサン・ホーク...

書くことの重さ作家佐藤泰志/稲塚秀孝監督

2014.02.12

か行,

そういえば、青函連絡船には自分も幾度か乗っているではないか…もうひとつのブログ「@半径とことこ60分」にも書いた「書くことの重さ 作家佐藤泰志」を見てきました。平日の午前中でしたが、思ったよりも入っていました。https://www.youtube.com/embed/9XtAxc-0gF8映像や写真が結構残っているんですね。同級生や...

父の秘密/ミシェル・フランコ監督

2014.02.07

た行,

この映画はとてつもない傑作かとんでもない愚作かどちらかです(笑)実は、今日は、この映画と「消えたシモン・ヴェルネール」の二本立てで行こうと思っていたのですが、この映画のあまりのインパクトに二本目は挫折してしまいました。映画『父の秘密』予告編予告編は何度か見ているのですが、それ以外の事前情報なしで見たものですから、父の秘密とは、母の事故死にまつわる何かだろ...

旅人は夢を奏でる/ミカ・カウリスマキ監督

2014.02.05

た行,

コメディにしては息子役のサムリ・エデルマンさんがもの足りず、シリアスにしては…アキ・カウリスマキ監督の映画はそこそこ見ていますが、ミカお兄さんの作品は初めてです。日本で劇場公開された映画はあるのでしょうか?『旅人は夢を奏でる』予告編「旅人は夢を奏でる」とは、またしゃれた(笑)タイトルですが、こちらの&#x...

エレニの帰郷/テオ・アンゲロプロス監督

2014.02.05

あ行,

東京と大阪では10作品が回顧上映されたらしいですが…なぜこれがピカデリー(名古屋)で公開?って思ったんですが、配給が東映だからですか?映画『エレニの帰郷』予告編この映画は、公式サイトなどを見て、情報を仕入れて見た方がいいかも知れません。あるいは、「エレニの旅」を見...

女っ気なし 遭難者/ギヨーム・ブラック監督

2014.01.31

あ行,

そこにあるのにどうしても手に取れない感覚、とも言える切なさが身にしみるギヨーム・ブラック監督『女っ気なし』DVD出版社/メーカー: エタンチェメディア: DVDこれは無茶苦茶趣味です!「女っ気なし」が58分の中編、「遭難者」が25分の短編、どちらもフランスのピカルディ地方の田舎町オルトが舞台の話です。オルトというのはリゾート地なんでしょうか、「女っ気なし」の方は...

マイ・マザー/グザヴィエ・ドラン監督

2014.01.31

ま行,

壁に絵画を並べた前に人物、あるいは絵画的な背景の前に人物、この構図が好きなんですね「わたしはロランス」グザヴィエ・ドラン監督のデビュー作です。映画『マイ・マザー』予告編そして、この「マイ・マザー」、これを19歳で撮ったんですか! それに主演です...