昭和物語なのに意外にもあっさりビズリーチ、そして橋本環奈に驚く… 沢木耕太郎さんの『春に散る』の映画化です。監督は瀬々敬久さん、そろそろ巨匠や大御所と呼ばれる領域に入る方ですのでもういいかなと思ったのですが、横浜流星さんを見てみようというのが目的です。春に散る / 監督:瀬々敬久横浜流星、窪田正孝、橋本環奈横浜流星...
絶望の香港か… 「私のプリンス・エドワード」に続いて香港映画です。こちらの製作年は2022年、映画の設定はほぼ撮影時期と思われる2020年、新型コロナウイルスによって世界中が騒然としていた頃の物語です。星くずの片隅で / 監督:ラム・サム絶望の香港か…びっくりします。希望も何もあったもんじゃない話です。一般...
やろうとしていることはわかるが、なにか勘違いがあるようだ… ムニア・メドゥール監督の「パピチャ 未来へのランウェイ」に続く長編二作目です。主演も同じくリナ・クードリさんです。裸足になって / 監督:ムニア・メドゥール物語の説明に終始していないか…やろうとしていることはわかりますし、うまく出来ていれば感動もする物語だ...
波紋というより復讐劇、それに差別と理不尽なことへの怒りとは違う 「かもめ食堂」「彼らが本気で編むときは、」「川っぺりムコリッタ」の荻上直子監督です。どういう映画を撮る監督はもうおおよそ想像がつきますので、この映画に対する興味はどちらかといいますと筒井真理子さんです。波紋 / 監督:荻上直子荻上直子監督、イメチェンを狙う?...
異形のサーカス団対ナチスのバトルを描く空想冒険活劇 前作が日本のアニメ「鋼鉄ジーク」(原作:永井豪)をモチーフにしたダークヒーローもの「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」だったガブリエーレ・マイネッティ監督、その長編二作目は異形のサーカス団員とナチスの戦いを描いた空想冒険活劇です。面白かったです(笑)。異形のサーカス団...
担当制サスペンス・ホラーか(笑)… なんとなく面白そうと感じてポチッとした映画。同じくアレックス・デ・ラ・イグレシア監督の知らない映画「気狂いピエロの決闘」がヴェネツィア国際映画祭で監督賞と脚本賞を受賞していると目にしたことも影響したかもしれません。ベネシアフレニア / 監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア担当制サスペンス・...
人生崖っぷちのタクシードライバーと人生終末の92歳女性が心を通わすファンタジー タクシーを使ったフランス映画と言えば、ずばりタクシーがマルセイユの街なかを爆走するリュック・ベッソンの「TAXi」ですが、あれはカーアクションですし、街もパリではなくマルセイユです。フランス映画というだけでまったく関係のない、それも正反対ともいえる映画を引き合いに出して...
伊澤彩織さんのアクションはすごい、高石あかりさんの俳優力に期待… 一作目の「ベイビーわるきゅーれ」が面白いとの評判を聞いていたのですが、あいにくタイミングが合わず見損なっています。ということで二作目が初見ということになり、概ね続編というのは失敗作が多いですのでちょっと心配(笑)。ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー / 監督:阪元裕吾...
ポール・ヴァーホーヴェン監督にレズビアンは描けたか… ポール・ヴァーホーヴェン(ポール・ヴァーホーベン/ポール・バーホーベン)監督による、前作「エル ELLE」に続くポスト・フェミニズム(ELLEについてイザベル・ユペール談)映画です。前作からかなり年数が経っていますが、当初の予定では2019年のカンヌ国際映画祭でプレミア上映だったものが、結局、監...
ネタバレレビュー・あらすじ・感想・評価 「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督です。出演はその映画にも出ていたティモシー・シャラメさんと「WAVES ウェイブス」のテイラー・ラッセルさんです。ルカ・グァダニーノ監督が昨年2022年のベネチア国際映画祭で銀獅子の最優秀監督賞、そしてテイラー・ラッセルさんが新人俳優賞であるマルチェロ・マストロ...
ネタバレレビュー・あらすじ・感想・評価 「セッション」しか見ていないデイミアン・チャゼル監督だと思っていましたが、このサイト内を検索しましたら「ファースト・マン」という人類で初めて月に降り立ったニール・アームストロングさんを描いた映画を見ていました。何も記憶しておらずびっくりです(笑)。バビロン / デイミアン・チャゼル「ラ...
ネタバレレビュー・あらすじ・感想・評価 世界中が、吸い込めば10秒で死にいたる「ピンク・クラウド」に覆われてしまい、誰も外に出られなくなってしまったという、新型コロナウイスルによるパンデミックを思わせる映画です。ただ、描かれるシーンは二人の男女とその子どもだけの密室映画です。ピンク・クラウド / 監督:イウリ・ジェルバーゼ...
ネタバレレビュー・あらすじ・感想・評価 娘が誘拐された母親を追ったメキシコの映画ですが、監督はルーマニア系ベルギー人(だと思う…)のテオドラ・アナ・ミハイさん、この映画の制作時は40歳くらいの方だと思います。IMDbによりますと、過去にドキュメンタリーの長編1本短編4本を撮っており、ドラマとしてはこの映画がデビュー作になります。なのにプロデューサー陣がすご...
役所広司さんじゃなければどうなっていたことやら… 役所広司主演、成島出監督、いながききよたか脚本という映画です。公式サイトには「現在、約280万人の外国人が暮らしている日本。その中のブラジル人に光を当てた本作は…」とありますが、本当に光は当たっていますか?ファミリア / 監督:成島出役所広司さん以外に見るべきものは…?...
中川翼と長澤樹と成田監督のCM的センスで持っている 正月休みにDVD視聴した「光を追いかけて」です。これ、いいですね。タイトルさえ目にした記憶がないということは某地域では公開されなかったということでしょうか。CMディレクターの成田洋一さんという方が「故郷秋田の地を舞台に学生時代からの目標だった映画の製作を決意(公式サイト)」して撮ったという映画です...
愛と裏切り、そして変わらぬ友情の40年 2022年最後の映画になりました。ガブリエレ・ムッチーノ監督です。ウィル・スミス主演の「幸せのちから」などタイトルに記憶しているものは多いのですが、どうやら初めて見るようです。年の最後に見るにはいい映画だと思います。映画の中にも Happy New Year シーンがありますし花火も上がります。ただ、中盤以降...
クリスチャン・ベール主演のミステリーだが、さすがにこれはひどい! Netflix の劇場先行上映です。このパターンが多くなってきている印象ですが、これで定着していくんでしょうか。クリスチャン・ベール主演のミステリーです。若き日のエドガー・アラン・ポーが登場します。ポーを演じているのはハリー・メリング、1本も見ていないのでわかりませんが、ハリー・ポッ...
ショーン・ペン父娘息子共演のファミリー映画 ショーン・ペン監督主演、そして実の娘のディラン・ペン主演、さらに息子のホッパー・ペン共演で、映画の中の関係もそのままというファミリー映画です。フラッグ・デイ 父を想う日 / 監督:ショーン・ペンでたらめな父親原作があります。ジェニファー・ヴォーゲルさんというジャーナリストの『...
ノア・バームバック監督のセンスが光るポストモダン混乱映画(笑) 「マリッジ・ストーリー」「ヤング・アダルト・ニューヨーク」「フランシス・ハ」のノア・バームバック監督の最新作です。前々作「マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)」前作「マリッジ・ストーリー」に続いて今回もNetflix製作です。Netflix製作配信の映画が多くなっています。ただ、ここ最近は事前に...
同性愛に子どもの母親愛を対立させているように感じる 主演はアデル・エグザルコプロスさん、アブデラティフ・ケシシュ監督の「アデル、ブルーは熱い色」で共演のレア・セドゥさんとともに監督を含めた3人でカンヌのパルムドールを受賞した俳優さんです。もう10年近く前になります。監督のレア・ミシウスさんはこの映画が長編2作目で、脚本家でもありますので、私が見てい...