予告編でうんざりするほど見せられたイチコ、イチコが耳についたのが運のツキ… 上映前(他の映画の…)に流される予告編を幾度も見せられているうちに、イチコ、イチコが耳についてしまい、思わずポチッとしてしまった映画(笑)、というわけでもなく、杉咲花さんと若葉竜也さんの力の入った演技を見てみようということもあります。市子 / 監督:戸田彬...
「明りを灯す人」「馬を放つ」に続く、アクタン・アリム・クバト監督三部作の最終章 キルギスのアクタン・アリム・クバト監督の2022年の最新作です。昨年の東京国際映画祭での上映がワールドプレミアだったようです。ビターズ・エンドが製作に入っているということもあるのでしょう。父は憶えている / 監督:アクタン・アリム・クバト監督変...
中川龍太郎監督、EXILE HIRO企画をウォン・カーウァイ風映像で遊ぶ… 劇場公開日の数日前に中川龍太郎監督の映画ということだけでポチッとしておいたこの映画、見る少し前にどんな映画だろうと公式サイト見てびっくり! 企画プロデュースに EXILE HIRO氏の名前が出ていました。中川龍太郎監督の映画を何本か見てきた者としては、え? どういうこと? ...
よくできた再現ドラマで終わらないために… ドナルド・トランプが大統領に選ばれた選挙(2016年…)にロシアが介入したのではないかという報道は記憶していますが、この映画のような事実があったことは知りませんでした。日本の大手メディア、特に新聞は報道していたのでしょうか。リアリティ / 監督:ティナ・サッターChatGPT にき...
青春とは「普通」を拒否するがゆえにいつの時代もイタイもの… 2001年の映画のリバイバル上映です。といっても、それもよく知らずにポチッとして見てきました(笑)。タイトルにもまったく記憶にありませんし、スカーレット・ヨハンソンを知ったのが2003年の「ロスト・イン・トランスレーション」や「真珠の耳飾りの少女」ですので多分見ていないのでしょう。[toc...
アントワーヌ・レリスさんの著書『ぼくは君たちを憎まないことにした(Vous n’aurez pas ma haine)』の映画化 2015年11月13日に起きたパリ同時多発テロ事件の標的のひとつ、バタクラン劇場で妻を亡くしたアントワーヌ・レリスさんの著書『ぼくは君たちを憎まないことにした(Vous n'aurez pas ma haine, You Wil...
心の中の葛藤が画からにじみでる… もう2年前になりますが「君は永遠にそいつらより若い」を見て、吉野竜平監督の構成力がすごい! って思いましたので、アイドル云々の内容についていけるかなあ(笑)と心配しながらも見てみました。やはり吉野竜平監督、構成力もさることながら演出力もなかなかのものです。ファンファーレ / 監督:吉野竜平...
バーニング劇場版のチョン・ジョンソ、月夜に踊らず… アナ・リリ・アミリプール監督の名にも、そのデビュー作「ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女」のタイトルにも、特に引っかかりを感じることもなく、なんとなく面白そうだということと「バーニング劇場版」のチョン・ジョンソさんが出てるということで見に行ったのですが、なんと、びっくり! 今サイト内を検索しましたら「ザ...
モノクロ映像、動き回るカメラ、細かく切り刻まれた編集、さて… 2017年の「ブラインド・マッサージ」以降見ていないなあと思っていたロウ・イエ監督ですが、今年はじめに「シャドウプレイ完全版」という映画が公開されていることを知りませんでした。見逃しましたね。ただその映画も2018年製作、そしてこの「サタデー・フィクション」も2019年製作となっています...
同性愛の悲恋物語ではなく、知性対反知性を描いているのではないか… 「最初の人間」「ナポリの隣人」のジャンニ・アメリオ監督、2022年の映画です。1960年半ばにイタリアであった同性愛に関する裁判を描いた映画です。同性愛が許されない時代の悲恋物語のようにもみえますが、映画の本当のテーマはそこではないかもしれません。蟻の王 /...
男の意地の後始末をするのは、あるいは、させられるのは女の意地… スペインのロドリゴ・ソロゴイェン監督です。前作の「おもかげ」を見たとばかり思っていましたので目についた映画ですが、見ていませんでした。きっとチラシの画像が印象に残っていたんでしょう。ですので、ロドリゴ・ソロゴイェン監督、初めてです。理想郷 / 監督:ロドリゴ・ソロゴイ...
あってはいけない感情はない、そりゃそうだけど小児性愛どうするの… 朝井リョウ著『正欲』の映画化です。監督は「あゝ、荒野」「前科者」の岸善幸監督です。今年2023年の東京国際映画祭で最優秀監督賞と観客賞を受賞したようです。正欲 / 監督:岸善幸シナリオがよくないのではないか…この映画をみても原作が見えてこないですね。...
スロベニアの美しき栗の森とそこで生きる人間の挫折、悔恨、あるいは希望… スロベニア映画です。あまり馴染みがない国で地図上の位置もぼんやりですのであらためて確認してみました。1992年まではユーゴスラビア社会主義連邦を構成していた共和国で、西はイタリア、北はオーストリアに隣接する国です。ユーゴスラビアといいますとどうして1990年代の内戦が頭に浮かん...
現代的ジェンダー観で描く1930年代風スクリューボール・コメディ… フランソワ・オゾン監督の多作さと多彩さには驚くばかりです。1年1本ペースですし、内容もシリアスもの、告発もの、そしてこの映画のようなコメディと幅広く、とにかくすごい監督です。今年日本で公開された映画はこれで3本目です。2021年製作の「すべてうまくいきますように」、2022年製作の...
オペラの映画化で一番やってはいけないパターン この映画の配給会社は映画の内容を偽って売ろうとしているんじゃないかと思っちゃいますね。不当表示に引っかかりませんかね。ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌 / 監督:レイン・レトマーオペラの映画化で一番やってはいけないパターンまあ怒りはともかく、これはミュージカルではありま...
仕事は失敗しても、筋違いともいえる復讐は完璧にこなす殺し屋の物語… Netflix というのは監督に自由に撮らせてくれるのでしょうか、完璧主義者と言われるデヴィッド・フィンチャー監督は Netflix 以外では撮らなくなっています。2020年の「Mank マンク」以降4年間の独占契約を結んでいるそうですし、それ以前も2014年の劇場公開作「ゴーン・ガール」...
不死身ではなく、死ぬことを拒否した…に大ウケ フィンランドのアクション映画です。普段アクションものに興味を持つことは少ないのですが、フィンランド映画であることと、そしてもうひとつ、予告編のある台詞がツボにはまってしまったからです(笑)。SISU/シス 不死身の男 / 監督:ヤルマリ・ヘランダー死ぬことを拒否する…そ...
ABYSSとは海への一泊旅行のことかと思ってしまうのだが… 「逆光」ではかなりいい印象を持った須藤蓮監督と脚本渡辺あやさんによる二作目です。ABYSSとは「深いふち,底の知れない深い穴,混沌(Weblio)」という意味とのこと、果たしてその深さは描かれているのでしょうか。ABYSS アビス / 監督:須藤蓮ABYSSとは、...
神はいない。そう考えるのが人間の義務であり、その時初めて自分が何者であるかに責任が持てる。 1993年に製作され、その年のヴェネツィア国際映画祭で審査員特別賞を受賞したオーストラリア映画です。映画.com によれば、当時日本では劇場公開はされなかったものの「アブノーマル」というタイトルで VHS が発売されたそうです。日本では今回が劇場初公開です。...
松岡茉優さんと窪田正孝さんのバーのシーンは必見!愛にイナズマが走ります。 先日「月」を見たばかりの石井裕也監督ですが、こちらはオリジナル脚本のコメディらしく、きっとぴったりはまった面白い映画になるでしょう。それに、主演は松岡茉優さんと窪田正孝さん、どちらもうまい俳優さんですので間違いないと思われます。愛にイナズマ / 監督:石井裕...