私が審査委員長なら、パルムドールでも、金熊でも、金獅子でも何でもあげちゃいます これは「映画」です!余計なことは語らない、余計な演技はしない。画が全てであり、画にとらえられた人が全てです。そして、ラストカットのカタルシス。いや、この映画の場合、たしかにストンと心に落ちはしますが、カタルシスという言葉は当たらないかもしれません。なぜなら、二人の子どもたちにとっ...
実は共演がすごい!「コーヒーをめぐる冒険」に「4分間のピアニスト」 もう少し期待して見に行ったのですが、思ったよりも単調で、オチも単純なものでした。と言っても、読めたということではなく、そもそも「トリック」やら「ラストのドンデン」で売ろうとして作られていないのかも知れません。ほぼ全編ベンヤミンの告白で進行するわけですから、そりゃ最後にひっくり返ることくらい誰でも予...
ホウさん、これじゃ分かりませんよ(笑)。と言うより、ストーリーなどどうでもいいか… 「最も美しく、最も静謐な、新しい武侠映画」と言われても、武侠映画であるなら、もう少しストーリーを分かりやすくしてくださいよ(笑)。これじゃ、誰が誰やら、誰と誰がどういう関係やら、よく分かりません。 唐代の中国。13年前に女道士に預けられた隠娘(インニャン/スー・チー)が戻ってく...
あまりにアメリカ映画過ぎてどうなの?とは思いますが、過剰さもなく、楽に見られて、ほど良いところなのかなあとは思います 世の中には二種類の映画があります。世の凡人に刺激を与えようとする映画か、落ち込んだ人を勇気づけようとする映画かです。ホントか?(笑)まあ、正直、これを見て勇気づけられる人がいるとも思えませんが、一応後者の範疇には入るのでしょう。離婚やら男女の別れや...
緯度と理屈っぽさは比例する?スペイン映画なら笑ってすますのに… すでにハリウッドでのリメイクも決まっているとのこと、この映画は間違いなくハリウッド向きですね。こんな個的なテーマを、こんな偉そうに上から目線でやられた日にゃ、たまったものじゃありません。その辺、ハリウッドはうまいもので、個人の尊厳を脅かすようなテーマを直接的には描きませんし、ちょっと穿った言い方をす...
エディ役のブノワ・ポールブールドさんの寂しさをたたえた雰囲気と涙目の小さな目がチャップリン チャップリン、何となくその人そのものを知っているような感じがするのに、実は何も知らない人物の一人です。特に赤狩りでアメリカから追放されてからの晩年のことは全く知りませんでした。スイスで亡くなっていたんですね。それに、この映画の下敷きとなっているチャップリンの棺盗難事件という...
目指せ、PCT4000キロ、スルー・ハイキング!まずは早起きして散歩からか…? タイトルが自分探しものくさく、ちょっと迷ったのですが、「ダラス・バイヤーズクラブ」のジャン=マルク・ヴァレ監督の映画ということで見に行きました。ダラス・バイヤーズクラブ、かなり良かった記憶ですが、今ブログを読み返してみますと、あまり映画の内容については書いていないですね...
ヴィルジニアは「わたしはロランス」のロランスとなり、「オール・アバウト・マイ・マザー」のロラへと旅立っていくのでしょうか? どちらかと言いますと、ぐぐっと引き込まれる映画が好みですが、こういう楽な映画もまたいいものです。冒頭から5分か10分くらいでしょうか、幼いクレールが、ローラと出会い、双子の姉のように慕いながら大きくなり、ローラの後を追うようにして恋愛、結婚...
二階堂ふみは、どんな役を演じても、必ず自分をさらけ出していると思わせる… 二階堂ふみはつくづく不思議な俳優だと思い知らされます。一般的な意味でいえば「女優」としてのアドバンテージなど何も持ち合わせていないように見えるのに、この2時間あまりの映画を完全に「二階堂ふみ」の映画にしています。 「私の男」とさほど違った演技をしているようにも見えません。荒井晴彦監...
映像的にも、音楽的にも、編集にしても隙がなく完成度は高い。三浦貴大も柳英里紗もいい。が… 映画の中のナレーションというのは、説明的になったり、流れのリズムを壊したりすることが多く、あまり良い印象はないのですが、この映画は使い方がうまいですね。導入でうまい具合に人間関係をわからせ、「そして、これが今の私」とつがいの鳥を見せ、「ん?何が起きるの?」と興味を持た...
学園生活の「陰」を描きながら、浮かび上がってくるのは「友情」というポジティブな人間関係 あの感動的な「光にふれる」のチャン・ロンジー監督の新作です。今回も、と感動ものを期待したわけではないのですが、多少戸惑いを感じるくらい雰囲気の違う映画でした。サスペンス&ミステリー学園青春ものという感じで、ふっと「桐島、部活やめるってよ」を思い出したりもしましたが、あらためて考え...
レダ・カティブの良さをもう少し生かして欲しいが、ヴィゴ・モーテンセンがカミュ本人を思わせとてもいい カミュの短編「客」の映画化です。日本では、短編集「転落・追放と王国」の中に収録されているそうです。読んだことはありませんので、早速読んでみようと思います。転落・追放と王国 (新潮文庫)作者: カミュ,大久保敏彦,窪田啓作出版社/メーカー: 新潮社発売...
まるで写真展を見ているかのようにそれぞれのカットは素晴らしい。だが… んー、相当力が入っている感じはするのですが、何だか膜が張ったように遠い感じです。この映画が、あの「ペルシャ猫を誰も知らない 」の監督の作品だとは、にわかには信じられないくらいです。手法が全く違いますし、重厚というのか、大人すぎるというか、他の作品を見ていませんのでなんとも言えませんが、あるいはバ...
テーマは、ずばりキレる!登場人物皆キレまくり、飛行機は**、車は**、人は**、あげくの果てに新婚カップルは**! 人生スイッチ(字幕版)発売日: 2016/02/02メディア: Amazonビデオこの商品を含むブログを見る アルゼンチンで「入場者400万人超という驚異の動員を記録、第2位の『アナと雪の女王』に軽~く2倍以上の差をつけ、国...
基本ファンタジーなのに、したたり落ちる汗、暑苦しい室内、人間関係に熱さを求める人々のリアルさが立ち上がってくる 第一印象は、室内のシーンの撮り方がうまいなあということと、やたら最後を盛り上げますねということと、なんといっても、中村映里子さんがいいです!ということでした。https://www.youtube.com/watch?v=Nb-OgdO...
佐藤健くんの、首から上を少し前に倒しての流し目線がいいですね。ファンになりそうです(笑)。 今年の初めだったと記憶していたのですが、ググってみると、昨年2月だったのでしょうか?テレビで、佐藤健くんが台湾で大人気という話題を見て、その時の佐藤くんの照れくさそうな振る舞いがなかなかの好印象で、「へぇー」と思いつつ、「るろうに剣心」でも見てみようと思ったのがきっかけで...
これって、西部劇である必要はなく、デンマークの都会で起きる話でいいんじゃないの? 悪党に粛清を [DVD]出版社/メーカー: TCエンタテインメント発売日: 2016/04/29メディア: DVD現実のアメリカ(合衆国)は主にアングロサクソン系やゲルマン系の移民たちで建国されたのだと思いますが、西部劇をつくるのは、むしろラテン系の方がうまいですね。と、マカロニウェス...
特別強い女性を画いているわけでもないのに、女性たちの生きざまは凛として気高く美しい 今月初めからシネマテークで「ラテン!ラテン!ラテン!」という企画ものをやっており、見たい映画が何本かあったのですが、...
え!?結局、それなの? 3時間20分後のオチにあれはいただけません。ラストがなければまだ見られたのに… 雪の轍(字幕版)発売日: 2016/01/29メディア: Prime Video久しぶりの映画です。原因は分からないのですが、空咳が突然出たりして、怖くてとても映画館へという気になれなかったのです。で、2週間ぶりくらいに見た映画が昨年のカンヌのパルムドール「...
グザヴィエ・ドラン、自分ならこう撮ると考えながら演じたのでしょうか?それにしても、物語が面白いだけに、これは惜しい。 エレファント・ソング [Blu-ray]発売日: 2015/12/02メディア: Blu-ray「グザヴィエ・ドランが『これは僕だ』と出演を熱望した」というのが宣伝文句の映画です。確かに、俳優グザヴィエ・ドラン、相当力が入っていた感じはします。...