壁に絵画を並べた前に人物、あるいは絵画的な背景の前に人物、この構図が好きなんですね 「わたしはロランス」グザヴィエ・ドラン監督のデビュー作です。映画『マイ・マザー』予告編そして、この「マイ・マザー」、これを19歳で撮ったんですか! それに主演です...
とにかく、事象、表象でもいいと思いますが、そうした、ただ単なる事柄が時系列に並べられ… 「フランス映画の知られざる巨匠モーリ...
とてもシンプルで爽やかで気持ちいい映画でした [aal B00JS9UH9I]サウジアラビアでは映画館の設置が法律で禁じられているらしい。と聞いて、びっくり! ドバイでは映画祭も開かれていますから、イスラム圏全般ということはないでしょうし、イランはある意味映画大国ですし、それにしても、サウジアラビアでは全く映画は見られないのでしょうか、あるいは...
オートマタや小人症の女性の存在をもう少し物語に絡めてくれていれば…。多くを望みすぎ? 自分自身の変化だとは思いますが、こうした演出の濃い映画にはやや鬱陶しさを感じるようになってきました。もちろんいい映画だとは思うのですが…。『鑑定士と顔のない依頼人』予告編以下、ネタバレありです。ミステリーなので注意。冒頭の、バージル・オドマン(ジェフリー・ラッシュ)がレストラン...
デトロイトの夜の町並みや廃墟イメージがヴァンパイアたちの刹那的な雰囲気とマッチして こういうヴァンパイアものもありでしょう。やや眠くなりましたが、映像的には結構気に入りました。映画『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』予告編特に、デトロイトの夜の町並みや自動車産業の衰退による廃墟イメージがヴァンパイアたちの刹那的な雰囲気とマッチしてとても良かったです。アダ...
この映画には、すぐれたドラマが持つ瑞々しく輝くリアルさがあります こういうのも映画の魅力の一面なんでしょう。どこかぎこちなく、ん?と思うところも多いのですが、でも結局、最後まで見られて、何となくいいなあと思ってしまいます。撮れそうで撮れない、なかなかここまでじっくり待てる監督はいないでしょう。映画『楽隊のうさぎ』予告編-吹奏楽ver.引っ込み思案(とちょっ...
これまでの山下監督の作品とどこか違うと感じていたのですが、撮影が芦澤明子さんだから? 山下監督は、「苦役列車」で前田敦子に何か感じたんでしょうね。前田敦子フィーチャーのオリジナル脚本(向井康介)ということのようです。前田敦子主演『もらとりあむタマ子』予告編という私も、上のリンク先では何も書きませんでしたが、「苦役列車」を見て、素直に「前田敦子」っていいじゃ...
静かに始まり、静かに終わるといった感じです。自らの最期もそうありたいものですが… 母の身終い(字幕版)発売日: 2014/08/13メディア: Prime Videoこの商品を含むブログを見るステファヌ・ブリゼ監督は、「自殺幇助はこの映画の主題ではありません」と語っている(プレスリリースなのか出所が分からない)らしいですが、自殺幇助のインパクトからして、そう捉える...
かなり断片的な描かれ方ですが、音楽の力なのか、見(聞き)入ってしましました 不思議な映画ですね。まるであらすじを読んでいるような断片的な描かれ方しかされていないのですが、印象は悪くなく、見入ってしまいます。[aal B07T7FR6NP]多分、音楽の力でしょう。ですから、正確には聞き入ってしまうの方が正しそうです。ほとんどがオペ...
サムとのラブシーンのフラッシュバックがわかる人、教えて欲しい [aal B00N9C60AK]どことなくひやひやさせられ続ける感じが心地よい青春映画です。映画『ウォールフラワー』予告編出てくるアイテムがカセットテープやコードレスホンですから、時代背景は1990年前後でしょうか、そうしたちょっとだけ昔といった、ノスタルジックまでい...
サービス精神旺盛過ぎですが面白いです [aal B01M7MFDNG]とにかく面白いです。まあ、おちゃらけ系ではありますが、リュック・ベッソンらしい端折り方とこだわりのなさが楽しめます(笑)。https://www.youtube.com/embed/2dwz0gocjJs当然、突っ込みを入れようと思えばいくらでも入れられる...
この監督にホラーは向いていないのでは… キャリー (字幕版)発売日: 2014/02/26メディア: Prime Videoホラー系の映画をほとんど見ない私ですら、いい映画だったと記憶している「キャリー/ブライアン・デ・パルマ監督」のリメイクです。ただ、細かいところの記憶はほとんどありません。1976年公開、37年前ですか…。『キャリー』予告編んー、何だか中...
常に緊張感を失わず、飽きさせず、抑えたドラマチックさが大人っぽい とても映画らしい映画で楽しめました。南米映画は心騒ぐ感じがとても大好きで、この映画もタンゴ=アルゼンチンと思い込んで見にいったら、何とベルギー映画でした。変な言い回しですが、とらえどころのない良い映画でした。一人暮らしの刑務所の看守が、習い始めたタンゴのダンス教室で女性と出会い、恋に落ちま...
思考する能力を放棄することによって生まれる「悪の凡庸さ」 [aal B00NE9O9VK]3週目ですが、1日1回上映ということもあるのでしょうか、超満員でした。名古屋での上映はシネマテークで来週いっぱいです。公式サイトの劇場情報を見てみたら、3月末まで全国のミニシアターでの上映が決まっているようです。人気からするとまだまだ増えるかも知れませんね...
尊厳死ではなく、むしろ愛という不可解なるもの 「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」のマルコ・ベロッキオ監督です。タイトルから川端康成の原作かと...
悩みごともすっと楽になること請け合いのオフビートな青春映画 これ、いいですね!製作費25,000ドルで撮られた「クールでキュートなロックン・ロード・ムービー!!」クスッと笑えたり、ホロリとさせられたり、ばかげた行いにあきれたりと、オフビート感たっぷりのストーリーにモノクロ映像がピタッとはまっています。https://www.youtube...
人間の危うさをうまく描いており、サスペンスタッチの展開や映像処理でかなり見せる映画だと思うのですが… 冒頭、全く関係のない3組の人間関係が提示されます。時間帯が夜(多分、深夜)のこともあり、暗めのシーンが多く、関係性がつかみづらく、ややつらいなあと感じたのですが、アル(ラファエル・ペルソナ)がモルドバ人の男をひき逃げし、それをジュリエット(クロチルド・エム...
神の不在たるこの世をどう生きるかということでしょうか? 映画というより舞台劇のつくりでした。内容的にもそうなんですが、ライティングやカメラの構図からもその印象が強いです。奥、たとえば教会の入口から差し込む光、斜め後ろからの光によるシルエット気味の構図、俯瞰の時のサスっぽいライティングなどなど、さらにオールスタジオ撮りでしょうから、当然ながら人物の登場の仕方...
「ゴドーを待ちながら」を引用しての「桐島=キリスト」の不在による学園ドラマの不成立? [aal B00FIWT45W]30分あたりでもう見るのやめようかと思ったのですが、最後まで頑張りました(笑)。なぜ頑張ったかは、ガス・ヴァン・サント監督の「エレファント」で感じた「見るのやめようか」感と似かよっていたからです。もちろん、内容も結果も全...
ジンジャーがパニックに陥って父親とローザの関係を皆にばらすシーンはかなりいいです ほとんど事前情報なしで、サリー・ポッター監督の映画だからということで見に行ったのですが、見終えた後、公式サイトなどを読むにつけ、「え?そうなの?」と感じることの多い映画でした。https://www.youtube.com/embed/RPcrGaM0tWI...