ラストシーンが意味不明、あそこであのように切れる理由がわからない。 「母の身終い」のステファヌ・ブリゼ監督、最新作です。主演のヴァンサン・ランドンさんも引き続いての出演で、昨年のカンヌ映画祭で男優賞を受賞しています。ところで、この映画、なぜシネコン(ミッドランドスクエア シネマ)での上映となったのでしょう? 土曜日ということもあり、全体としてはかなり混雑してい...
これは映画ではなく、抽象画の絵画展、あるいは写真展を見てまわる感じです。 事前情報を全く入れずに見に行きましたら、全くわからない映画でした。幾度も落ちそうになったのですが、いつかきっと引き込まれるところが来るに違いないと頑張って何とか最後までたどり着いたものの、結局、全くわからない、と言いますか、感じるところがなく終わってしまいました。山形国際ドキュメンタ...
ヒップホップ、バイオリン演奏、バレエ、アイリッシュダンス、各種混合パフォーマンスバトルがカッコいい! パフォーマンスバトルもの、とでも言えばいいのでしょうか、ヒップホップダンスのバトル、バイオリン演奏のバトル、そしてラストは、やや「バトル」という言葉とはニュアンスが異なり、弦楽器&ダンスのコンペティションではありますが、そうしたバトルシーンが見どころの映画です。...
ただひたすら無心で五体投地、地にひれ伏し他者のために祈る人々が美しいです。 五体投地五体、すなわち全身を地に投げ伏して礼拝する、仏教における最も丁寧な礼拝方法だそうです。日本仏教では馴染みがない礼拝方法ですが、僧侶が膝をつき、額を床につけて両手を頭の上まで上げる姿を目にすることがありますが、あれも五体投地の変形のようです。で、この映画、その五体投地の礼拝をしな...
この不思議な映画は何だろう?感情の表出が消され、ただただ明るいエイリシュは、アイルランド移民の強き意志の現れか? 随分前に予告を見た時から、まさにフィフティーズというメインスチルが強く印象に残っていたのですが、見るのが公開最終日になってしまいました。1950年代、ひとりアイルランドからアメリカに渡った女性が、新天地での夢や希望と生まれ故郷への郷愁の間で思い悩み、揺...
ホロコースト生還者レオン・ズィゲルさんの語りには強い力が感じられます。一部カットされていたのが残念。 落ちこぼれの子どもたちが、先生の熱意によって何かを見出し変わっていくという物語は結構ありがちです。とはいえ、いつも感動して涙してしまいます。それに、実話ものが多いですね。この映画も、マリック役で出演しているアハメッド・ドゥラメさんの体験がベースになっているとのこと...
原作ファンも漫画読まずの映画ファンも楽しめます。突っ込みどころ満載!「るろうに剣心」はフロックだった? 大友啓史監督といえば、あの「るろうに剣心」の監督ではないですか!と、DVD でしか見ていないのですが思いの外良い印象でしたので、一度劇場で見てみようと出掛けました。「シン・ゴジラ」に続いて、メジャー系の日本映画を連続鑑賞です。サスペンスものとのことで、多少は事...
セカンド・インパクトはゴジラの来襲だった! 第一作目のゴジラが制作されたのは1954年なんですね。さすがに同時代に見ていることはありませんので、記憶にあるのはテレビ放映なのか、あるいはいくどか話題になったことで見たような気になっているのか、そんなところだと思います。で、「シン・ゴジラ」面白かったです。それに、これエヴァンゲリオンですね。比較したり分析できるほど「...
世代間ギャップ?子どもがいるいないのしあわせ感?世渡り上手が得をする?あれもこれも入れ過ぎなのでは? ノア・バームバック監督、46歳、本人のリアルな時代感覚が反映された映画なんでしょうか。時代に敏感に生きてきたつもりの40代夫婦が、20代の若き男女の新鮮な感覚に刺激を受けつつ、またギャップも感じつつ変わっていく様子が描かれ、また、映画制作における「真実」をめぐる、...
満島ひかりさんフィーチャーの映画としてみれば悪くはないが、昭和30年は感じられずかな 「愛のむきだし」で、何だこの子は!?と、ある種、衝撃を感じた満島ひかりさん、その後見ているのは、「カケラ」「川の底からこんにちは」「悪人」ですが、読み返してみますと、どれも監督をぼろくそに書いています(笑)ので、「悪人」以外は、満島さんの話題になっていません。「悪人」で褒めてい...
まるでコントを見るように面白い。ん?それでいいのか?結局、池松壮亮&菅田将暉の映画です。 夏休みということもあるので仕方ないのですが、日本映画にそそられるものがありません。で、上映一覧を見ていて、ふっと目に止まったのがこの映画。「喋るだけの青春」のコピーと監督大森立嗣の名前、公式サイトの予告編で一笑いして、さらに興味がわき、見に行きました。男子高校生二人...
皮肉まじりの人間愛に満ちた大人の映画です。女の秘密の先には男の意外な結末が待っています(笑)。 「ハンナ・アーレントの監督&主演の最新作」これがこの映画のキャッチになっているようです。それだけ「ハンナ・アーレント」が良かったということなのでしょう。確かに、その後、本やネットで「ハンナ・アーレント」の名を目にすることが多くなった印象です。正確に言いますと、今まで読み...
の構成力のすごさが光ります。エイミー・ワインハウスさんの CD を買いたくなること間違いなし。 このところ続けざまにドキュメンタリーを見ています。もちろん、結果としてですが、「FAKE」「ラスト・タンゴ」「シリア・モナムール」、そしてこの「AMY」と、2週間で4本目です。この映画はいいですね。ドキュメンタリーと言えども、ドラマと同じように作りものであることに変わ...
感動ものかと思いましたら、意外とそうでもなく、ただ淡々と物語が進行する映画でした 「尊厳死」をテーマにした映画というのは、考えてみれば、結構多いですね。見たもので、今ふっと思い出すもので言えば、「海を飛ぶ夢」「みなさん、さようなら」「母の身終い」、介助する側にテーマがあるもので言えば、「或る終焉」、その記事の中で紹介した「グッド・ハーブ」などなど、ググれば、「ミ...
YouTube 映像の再構成で、新しい映像表現は生み出せるか? シリアが内戦状態に陥ったのは2011年、もう5年余続いていることになります。それに関わる多くの映像が YouTube や Facebook にあげられているらしく、それらをオサーマ・モハンメド監督が再構成した映画ということです。監督自身はパリ在住らしく、この映画のためにシリアに入ったのかどうかは定...
80歳代の伝説のダンスペア50年のお話、愛は消えても憎しみは消えず、なのかなあ… フィンランドのアキ・カウリスマキ監督が、タンゴはフィンランド発祥だと語る「白夜のタンゴ」という映画がありましたが、それくらいタンゴは世界中で親しまれているということなのでしょう。フィニッシュ・タンゴ(フィンランドのタンゴ)というようです。確かに「Finnish Tango」でググり...
トリビュートアクターのカルロス(エルヴィス)さん、充実した人生だったと思いますよ アルマンド・ポー監督というのは、「BIUTIFUL ビューティフル」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督とともに共同脚本にクレジットされている方です。ただ、どちらも3人、または4人の共同監督のひとりです。もともと CM ...
森監督自身が演技し、FAKE する 「この映画自体が FAKE じゃん」これが、見終えて感じた印象です(でした)。で、その後、この記事にまとめようと公式サイトを見てみましたら、「誰にも言わないでください。衝撃のラスト12分間。」の宣伝文句、へえー、そんな売り方していたんだ!?とややびっくり! そこから興味を持っていろいろ読んでみましたら、靴下? 隠しカメラ? ヤ...
MTV世代が撮った懐かしの80年代UKポップス映画。やっぱり人は30年前を懐かしがる。 「音楽映画にハズレはない」は、ほぼ定説ですし、その上「青春恋愛もの」とくれば、これはもう鉄板でしょう。とにかく、何も考えなくてもいい、楽しめる映画でした。デュラン・デュランやザ・キュアー、アーハ…、後は、ホール&オーツも流れていましたっけ? といった感じで、一度は...
140分ワンカットが売りのひとつだとは思いますが、100分に編集すればもっと良くなったかも… ネタバレになりますが、ストーリーを書きますと、やや訳ありでスペインからベルリンに来て3ヶ月のヴィクトリアは、さみしさを紛らわそうと出掛けたクラブで、4人組の青年たちと出会います。多少の戸惑いを感じながらも、人恋しさゆえか、誘われるままに、4人とともに夜明け前のベルリンをふ...